カルティエの指輪を購入したものの、時間が経ってサイズが合わなくなった…そんな経験ありませんか?特に結婚指輪や婚約指輪など大切なジュエリーは長く使いたいですよね。カルティエでは初回のサイズ直しが無料と聞いたけど、「いつまで」この無料サービスが有効なのか気になりますよね。

本記事では、カルティエのサイズ直しサービスについて徹底解説します!初回無料の期限や条件、サイズ直しの方法、かかる時間や費用、さらにはカルティエ以外での修理の選択肢まで。大切なカルティエのジュエリーを長く愛用するために必要な情報をぎゅっと凝縮してお届けします。
記事のポイント!
- カルティエのサイズ直しサービスの初回無料の適用期限について
- サイズ直しの流れと必要な持ち物、かかる期間について
- デザイン別のサイズ直し可能範囲と制限について
- カルティエ以外でのサイズ直し選択肢とそのメリット・デメリット
カルティエのサイズ直しは初回いつまで無料なのか
- サイズ直しの初回無料サービスの期限について
- 初回無料のサイズ直しの条件と範囲
- カルティエでサイズ直しを依頼する方法
- サイズ直しに必要な持ち物と注意点
- サイズ直しにかかる期間は約1ヶ月
- デザイン別のサイズ直し可能範囲
サイズ直しの初回無料サービスの期限について
カルティエの指輪のサイズ直しは初回無料ですが、実は「いつまで」という明確な期限は公式には設けられていないようです。提供されたテキスト情報からは、購入後〇年以内という具体的な期限についての記述が見当たりません。これは、製品の状態やデザインによって対応が異なるためと考えられます。
一般的には、高級ジュエリーブランドのアフターサービスは比較的長期間にわたって提供されることが多いですが、あまりに長期間経過すると、指輪の状態やデザインの生産状況によって制限が出てくる可能性もあります。カルティエの場合、サイズ直しが可能かどうかはリングの状態を見てからの判断となるため、購入してからかなり時間が経過している場合でも、まずは相談してみることをおすすめします。
サイズ直しの必要性を感じたら、なるべく早めにカルティエに問い合わせるのがベストでしょう。体形の変化は自然なことですし、大切なジュエリーを長く使い続けるためのメンテナンスは必要です。特に結婚指輪や婚約指輪など思い入れのある指輪は、サイズが合わなくなったからといって眠らせておくのはもったいないですよね。
初回無料サービスについて気になる方は、カルティエのカスタマーセンターに直接問い合わせるのが確実です。最新の情報を得ることができますし、購入時期やデザインに応じた適切なアドバイスをもらえるでしょう。
購入時にサイズ直しについても説明を受けておくと安心です。指輪を選ぶ際に「このデザインはサイズ直しが可能かどうか」「初回無料サービスの詳細」なども一緒に確認しておくと良いでしょう。
初回無料のサイズ直しの条件と範囲
カルティエでは、初回のサイズ直しが無料となるのは「リング毎に定められた調整可能範囲内」である場合に限ります。この「調整可能範囲」はリングによって異なるため、購入時に確認しておくことをおすすめします。
一般的に、シンプルなデザインの指輪であれば基本的に2サイズ程度までの調整が可能なようです。例えば、トリニティリングやバレリーナといったシンプルなデザインであれば、2サイズまで大きくしたり小さくしたりすることが可能と言われています。
ただし、この調整範囲を超える場合や、デザイン性の高い指輪では、サイズ直しが制限される場合があります。例えば、ラブリングやマイヨンパンテールなどのデザイン性の高い指輪は、デザイン上の理由からサイズを大きくすることができない場合があります。
また、サイズ直しをすることでデザインに影響が出るリングについては、調整を受け付けてもらえない可能性もあります。これは指輪の美しさや品質を保つためのカルティエのポリシーとも言えるでしょう。
サイズ調整が可能かどうかは、まずはカルティエに指輪を預けて診断してもらう必要があります。リングの状態やデザイン、どれくらいサイズを変更したいかによって対応が異なるため、一度見積もりをお願いしてみるのが良いでしょう。初回のサイズ直しに関する無料サービスは、すべての指輪やすべての調整範囲に適用されるわけではないことを覚えておきましょう。
カルティエでサイズ直しを依頼する方法

カルティエでサイズ直しを依頼する方法は、主に2つあります。1つ目はブティックに直接持参する方法、2つ目は配送で依頼する方法です。どちらの方法でも対応可能ですので、自分のライフスタイルに合わせて選びましょう。
ブティックに持参する場合、カルティエの製品を持って店舗を訪れ、スタッフにサイズ直しを依頼したい旨を伝えます。スタッフが指輪の状態を確認し、サイズ直しが可能かどうか、どのくらいの期間がかかるかなどを説明してくれます。初回のサイズ直しであることを伝えると、無料サービスの適用について確認してもらえるでしょう。
配送で依頼する場合は、まずカルティエのカスタマーセンターに連絡して、サイズ直しを希望する旨を伝えます。すると、サイズ直し用のキットが送られてきますので、そのキットに指輪を入れて返送する形になります。この方法は、店舗に行く時間がない方や、近くにカルティエの店舗がない方に便利です。
どちらの方法でも、サイズ直しが可能かどうかの診断と見積もりが最初に行われます。診断の結果、サイズ直しが可能と判断された場合に、実際の作業が開始されます。もしサイズ直しができないと判断された場合は、その理由と代替案が提案されるでしょう。
また、カルティエのウェブサイトやカスタマーセンターから、最新のサイズ直しサービスについての情報を得ることもできます。サービス内容や料金体系は変更される可能性もありますので、依頼前に最新情報を確認するのが賢明です。
サイズ直しを依頼する際は、できるだけ詳細な情報(購入時期、希望するサイズ変更など)を伝えると、スムーズに対応してもらえます。カルティエの指輪は高価な品物ですから、アフターサービスも丁寧に対応してもらえるはずです。
サイズ直しに必要な持ち物と注意点
カルティエでサイズ直しを依頼する際に必要な持ち物は、まず第一にカルティエの製品そのものです。ブティックに持参する場合、サイズ直ししたい指輪を持参し、担当スタッフに申し付けるだけで対応してもらえます。
ただし、購入履歴がカルティエに登録されていない場合は、品質保証書(ギャランティーカード)を持参すると安心です。購入履歴がシステムに記録されていれば、品質保証書なしでもサービスを受けられる可能性はありますが、トラブルを避けるためにも持参しておくことをおすすめします。
また、サイズ直しを依頼する際の注意点としては、いくつか挙げられます。まず、サイズ直しによって指輪の内側に刻印されている文字(「Cartier」や「pt950」など)が消えてしまう可能性があります。これは特に小さくする場合に起こりやすいので、刻印の位置を確認してもらいましょう。
次に、サイズ直しをすることで元のデザインが若干変わる可能性もあります。特にダイヤモンドなどの宝石が付いている指輪の場合、サイズを変えることで石の配置バランスが微妙に変わることがあります。これはデザイン上避けられない場合もありますので、事前に説明を受けておくと良いでしょう。
また、サイズ直しを依頼すると、指輪を一定期間手元から離すことになります。特別なイベントなどで使用予定がある場合は、余裕をもってサイズ直しを依頼するようにしましょう。
最後に、初回無料のサイズ直しであっても、調整可能範囲を超えるサイズ変更を希望する場合は追加費用がかかる可能性があります。また、2回目以降のサイズ直しは有料となりますので、必要に応じて見積もりを確認しましょう。
サイズ直しにかかる期間は約1ヶ月
カルティエでサイズ直しを依頼した場合、完了までにかかる期間は一般的に約1ヶ月程度と考えておくと良いでしょう。この期間は大きく分けて2つのステップに分かれています。
まず最初に、お見積もり期間として約1週間〜10日ほどかかります。この期間中、カルティエの技術者が指輪を診断し、サイズ直しが可能かどうか、どのような作業が必要かを確認します。指輪のデザインや状態によっては、サイズ直しができないと判断される場合もありますので、この診断期間は重要なプロセスです。
お見積もりが出て、サイズ直しの作業が可能と判断されれば、次は実際の作業期間に入ります。この作業期間は約3週間ほどかかります。カルティエでは指輪のサイズ直しだけでなく、ポリッシング(磨き)や洗浄、ロジウム仕上げなども行って、新品に近い状態に仕上げます。さらに、最後にカルティエの技術者による品質チェックも行われるため、一定の時間がかかるのです。
つまり、お見積もり期間と作業期間を合わせると、依頼してから手元に戻ってくるまでに約1ヶ月前後かかることになります。ただし、指輪の種類やデザイン、混雑状況などによっては、1ヶ月以上かかる場合もありますので、余裕をもってサイズ直しを依頼することをおすすめします。
特に結婚式などの特別なイベントで使用する予定がある場合は、少なくとも2〜3ヶ月前には依頼するのが賢明です。また、年末年始やバレンタインデー、クリスマスシーズンなどは混雑しやすい時期ですので、さらに余裕をもって依頼するようにしましょう。
カルティエの指輪はその美しさと品質の高さで知られています。サイズ直しも同じ品質基準で行われるため、一定の時間がかかることを理解しておきましょう。
デザイン別のサイズ直し可能範囲
カルティエの指輪は、デザインによってサイズ直しの可能範囲が異なります。一般的に、シンプルなデザインの指輪ほどサイズ調整の幅が広く、複雑なデザインや特殊な構造を持つ指輪はサイズ調整が制限されることが多いです。
トリニティリングやバレリーナといった比較的シンプルなデザインの指輪は、通常2サイズ程度までの調整が可能とされています。例えば、サイズ10の指輪であれば、8〜12のサイズ範囲内での調整が可能な場合が多いでしょう。ただし、これはあくまで一般的な目安であり、実際の指輪の状態やデザインによって変わる可能性があります。
一方、ラブリング(LOVE)やマイヨンパンテールなどのデザイン性の高い指輪は、デザイン上の理由からサイズ調整が制限される場合があります。特にラブリングは、全体にビスモチーフが等間隔で配置されているため、一部を切断して調整することが難しく、サイズを大きくする調整はできないことが多いようです。
また、エタニティリングのように指輪全体にダイヤモンドなどの宝石がちりばめられているデザインも、サイズ調整が難しい場合があります。サイズを大きくする場合、宝石を追加する必要があるため、同じ品質の宝石が入手できるかどうかという問題があります。
クラッシュドゥカルティエやエクル ドゥ カルティエなど、比較的新しいコレクションの指輪についても、そのユニークなデザイン性からサイズ調整が制限される可能性があります。
サイズ直しが不可能な指輪については、カルティエでは別の対応策を提案してくれることもあります。例えば、パリ本店が現在の指輪を買い取り、同じデザインの新品を特別価格(定価の約3割程度)で提供するというサービスもあるようです。
いずれにせよ、指輪購入時にサイズ直しの可能性と範囲について確認しておくことが重要です。また、サイズ直しが必要になった場合は、まずカルティエに相談してみることをおすすめします。

カルティエのサイズ直しに関するその他重要情報
- サイズ直しができないデザインの指輪もある
- 2回目以降のサイズ直しは有料で23,980円から
- サイズ直し不可の場合のカルティエの対応策
- カルティエ以外でのサイズ直しの選択肢とリスク
- サイズ直しをする前に確認すべきポイント
- ピンクゴールドの指輪は加工が難しい特性がある
- まとめ:カルティエのサイズ直しは初回いつまで無料なのか
サイズ直しができないデザインの指輪もある
カルティエには、そのデザイン性や構造上の理由からサイズ直しが不可能な指輪も存在します。これは購入前に必ず確認しておくべき重要なポイントです。
特に「LOVE」リングはカルティエの代表的なコレクションですが、全体にビスモチーフが等間隔で配置されているというデザイン上の特徴から、サイズ直しが難しいとされています。「LOVE」リングをサイズ直しすると、ビスの間隔が不均一になってしまうため、美しいデザインを保てなくなる可能性があるのです。
また、「フルエタニティリング」と呼ばれる、指輪の全周にダイヤモンドなどの宝石が埋め込まれているタイプの指輪もサイズ直しが困難です。サイズを変更するためには宝石を一度取り外して再セッティングする必要があり、技術的に非常に複雑な作業となります。同じ品質の宝石を追加する必要がある場合は、さらに難易度が上がります。
「エクル ドゥ カルティエ」や「クラッシュ ドゥ カルティエ」などの複雑な造形を持つコレクションも、デザインの特性上、サイズ直しが制限される場合があります。これらの指輪は、その独創的なデザインがブランドの価値であり、サイズ直しによってデザインが損なわれることを避けるため、調整範囲が狭く設定されていることがあります。
トリニティリングも、3つのリングが絡み合う特殊な構造を持っているため、大幅なサイズ調整は難しいとされています。ただし、トリニティリングは比較的シンプルな構造であれば、2サイズ程度までの調整は可能な場合が多いようです。
重要なのは、指輪を購入する際に、そのデザインがサイズ直し可能かどうか、可能であればどの程度の調整が可能かを必ず確認しておくことです。体型の変化は誰にでも起こりうることですので、長期間使い続けることを考えると、このポイントは非常に重要です。
サイズ直しができないデザインの指輪を選ぶ場合は、将来的なサイズ変更の可能性も考慮して、少し余裕を持ったサイズ選びをすることも一つの選択肢かもしれません。または、カルティエが提供する代替サービス(買取と新品の特別価格での提供など)についても事前に情報を得ておくと良いでしょう。
2回目以降のサイズ直しは有料で23,980円から
カルティエでは初回のサイズ直しは無料で提供されていますが、2回目以降のサイズ直しは有料となります。2024年3月時点での基本料金は23,980円(税込)からとなっているようです。ただし、これはあくまで基本料金であり、指輪のデザインや調整内容によっては、さらに高額になる可能性があります。
特に注意が必要なのは、規定範囲内のサイズ調整であっても、別途費用が発生することがある点です。例えば、指輪にダイヤモンドなどの宝石が付いている場合、サイズ調整によって宝石のセッティングし直しが必要になることがあります。この場合、基本料金に加えて追加料金がかかることがあります。
また、金価格の変動によっても費用が変わる可能性があります。特に指輪を大きくする場合、素材を追加する必要があるため、貴金属の市場価格によって費用が上下することがあります。
2回目以降のサイズ直しを依頼する場合も、まずはカルティエに指輪を預けて診断してもらい、見積もりを出してもらうことになります。見積もりを確認した上で、サイズ直しを進めるかどうかを決めることができます。万が一見積額が予想以上に高額だった場合は、この段階でキャンセルすることも可能です。
注意すべき点として、カルティエでの2回目のサイズ直しは、一部のデザインでは、日本国内で行えず、パリでの作業となる場合があるようです。この場合、費用は40万円〜50万円程度からスタートするとされており、納期も約1年程度かかることもあるようです。これは、カルティエの品質基準を維持するための措置と考えられますが、かなり高額になる可能性があることを覚えておきましょう。
コスト面から考えると、2回目のサイズ直しを検討する際には、カルティエ以外のジュエリーリペアショップも選択肢として考慮する価値があるかもしれません。ただし、その場合はカルティエでのアフターサービスを受けられなくなる可能性があるというリスクもあります。
サイズ直し不可の場合のカルティエの対応策

サイズ直しができないと判断された指輪に対して、カルティエはいくつかの代替策を提案してくれます。最も一般的なのは、現在の指輪をパリ本店が買い取り、同じデザインの新品を特別価格(定価の約3割程度)で提供するというサービスです。
このサービスを利用する場合、現在の指輪をカルティエに引き渡し、新しい指輪が製作されて届くまでの期間が必要となります。情報によると、納期は約7〜8ヶ月程度かかる場合もあるようです。また、この特別価格での新品提供サービスは、価格改定のタイミングによって費用が変わる可能性がありますので、検討する際は最新の情報を確認することをおすすめします。
このサービスのメリットは、完全な新品の指輪が手に入ることです。サイズ直しによるデザインへの影響を心配することなく、ぴったりのサイズの指輪を手に入れることができます。また、カルティエの保証も新たに付与されるため、アフターサービスの面でも安心です。
デメリットとしては、やはりコストがかかることと、指輪を一定期間手元から離すことが挙げられます。また、長年使い続けた指輪には思い出や愛着がある場合も多いでしょうから、別の指輪に「交換」することに抵抗を感じる方もいるかもしれません。
また、カルティエでサイズ直しできないと判断された指輪でも、カルティエ以外の専門店で修理できる可能性もあります。ただし、その場合はカルティエの保証が無効になる可能性があるというリスクも考慮する必要があります。
サイズ直しが不可能な指輪のもう一つの選択肢として、「リングアジャスター」と呼ばれる調整器具を使用する方法もあります。これは指輪の内側に装着して実質的なサイズを小さくする器具で、特に一時的なサイズ調整や、少しゆるい指輪のサイズ調整に適しています。ただし、この方法は指輪が大きくなった場合の対策であり、小さくなった場合には適用できません。
いずれにせよ、サイズ直しができないと判断された場合でも、カルティエのスタッフに相談すれば、状況に応じた最適な解決策を提案してもらえるでしょう。判断を急がず、複数の選択肢を検討することをおすすめします。
カルティエ以外でのサイズ直しの選択肢とリスク
カルティエの指輪のサイズ直しをカルティエ以外の専門店やジュエリーリペアショップに依頼することも可能です。特に、カルティエで直せないと判断された指輪や、カルティエの費用が高すぎると感じる場合に検討する価値があるでしょう。
カルティエ以外でサイズ直しを依頼するメリットは、主にコスト面にあります。一般的に、カルティエ以外のショップでは、シンプルな指輪のサイズ直しであれば2,000円程度からと、カルティエよりもかなり安価にサービスを提供している場合が多いです。また、カルティエが断ったデザインの指輪でも、引き受けてくれる可能性があります。
ただし、カルティエ以外でサイズ直しを依頼する場合のリスクもいくつか存在します。最も大きなリスクは、カルティエでの保証やアフターサービスが受けられなくなる可能性があることです。カルティエ以外の店舗でサイズ直しを行った指輪は、その後カルティエでの修理やメンテナンスが断られる場合もあります。
また、ショップの職人の技術力によって仕上がりの品質に差が出る可能性もあります。カルティエの指輪は高品質で繊細なデザインのものが多く、特にピンクゴールドを使用した指輪は加工が難しいとされています。経験の浅い職人が手がけると、デザインが損なわれたり、品質が低下したりするリスクがあります。
カルティエ以外でサイズ直しを依頼する場合は、以下のポイントを確認すると良いでしょう:
- そのショップが過去にカルティエの指輪を修理した実績があるか
- 同じようなデザインの指輪のサイズ直しを行った経験があるか
- どのような方法でサイズ直しを行うのか、そしてその方法で指輪のデザインにどのような影響が出るか
- 刻印の扱いはどうなるのか(特に内側の刻印は重要)
- 保証やアフターフォローはどうなっているか
これらの点をしっかり確認した上で、信頼できると判断したショップに依頼するのが良いでしょう。また、特に価値の高い指輪や思い入れのある指輪の場合は、少々費用がかかってもカルティエに依頼するのが安心かもしれません。
最終的には、指輪の価値や思い入れ、予算、必要なサイズ調整の程度などを総合的に考慮して、最適な選択をすることが大切です。
サイズ直しをする前に確認すべきポイント
カルティエの指輪のサイズ直しを依頼する前に、いくつかの重要なポイントを確認しておくことで、スムーズなサービス利用と満足のいく結果につながります。以下のポイントをチェックしましょう。
まず、指輪の正確なサイズを知ることが重要です。指の太さは季節や体調、時間帯によっても変わることがあります。特に、朝は指が細く、夕方から夜にかけて少し太くなる傾向があります。また、夏場は暑さで指が膨らみやすく、冬は寒さで指が細くなりやすいです。これらの変化を考慮して、平均的な指のサイズを把握しておきましょう。
次に、どのくらいサイズを変更したいのかを明確にしておきます。単に「きつい」「緩い」という曖昧な表現ではなく、具体的なサイズ(例:「1サイズ大きく」「半サイズ小さく」など)を伝えられるようにしておくと、より正確な見積もりや作業が可能になります。
また、指輪の購入履歴や保証書(ギャランティーカード)を用意しておくことも大切です。これにより、初回無料サービスの適用可否や、正規品であることの確認がスムーズに行えます。
さらに、指輪のデザインがサイズ直し可能かどうかを事前に確認しておくことも重要です。前述のように、デザインによってはサイズ直しができない場合や、調整範囲が制限される場合があります。特に「LOVE」リングやエタニティリングなどは、サイズ直しが難しいことが多いです。
また、サイズ直しにかかる期間も確認しておきましょう。カルティエでは一般的に約1ヶ月程度かかりますが、時期や混雑状況によっては変動することもあります。特別なイベントで使用予定がある場合は、余裕をもってサイズ直しを依頼することをおすすめします。
費用面については、初回無料の範囲内であるかどうか、2回目以降の場合は具体的にどれくらいの費用がかかるのかを確認しておくと良いでしょう。予想以上に高額になる場合もありますので、事前に予算を考えておくことが大切です。
最後に、カルティエ以外の専門店でのサイズ直しも選択肢として考えている場合は、メリットとデメリットをしっかり理解した上で判断しましょう。費用は安くなる可能性がありますが、保証が無効になるリスクもあります。
これらのポイントを事前に確認しておくことで、サイズ直しに関するトラブルや不満を避け、大切な指輪を長く愛用することができるでしょう。
ピンクゴールドの指輪は加工が難しい特性がある
カルティエの指輪の中でも特に人気が高いのがピンクゴールドを使用したデザインです。そのロマンティックな色合いと温かみのある印象から、多くの人に愛されています。しかし、このピンクゴールドは、サイズ直しなどの加工においていくつかの注意点があります。
ピンクゴールドは、通常のゴールド(イエローゴールド)やホワイトゴールドに比べて割れやすく、加工が難しい特性を持っています。これは、ピンクゴールドの独特の色合いを出すために、一般的に銅の含有量が多いことが関係しています。銅の含有量が多いと硬くなりやすく、また熱を加えると脆くなる傾向があるのです。
そのため、ピンクゴールドの指輪をサイズ直しする際には、より繊細な技術と経験が必要となります。カルティエの職人は当然ながらピンクゴールドの特性を熟知し、適切な方法でサイズ直しを行うノウハウを持っています。しかし、カルティエ以外の店舗でサイズ直しを依頼する場合は、その店舗がピンクゴールドの加工経験が豊富かどうかを確認することが重要です。
特に大幅なサイズ変更を行う場合や、複雑なデザインの指輪の場合は、素材の特性による制限が厳しくなることも考えられます。例えば、トリニティリングの3つのリングのうち、ピンクゴールドのリングだけ加工が難しくなり、全体のバランスに影響が出る可能性もあります。
また、ピンクゴールドは加工の際の熱によって変色するリスクもあります。高温で加熱されると、銅が酸化して色味が変わることがあるのです。専門知識を持った職人であれば、適切な温度管理と後処理によってこのリスクを最小限に抑えることができますが、技術力の低い店舗では色ムラや変色が生じる可能性があります。
このようなピンクゴールドの特性を考慮すると、カルティエのピンクゴールド製の指輪のサイズ直しは、可能であればカルティエに依頼するのが安心です。カルティエは自社製品の素材特性を熟知しており、最適な方法でサイズ直しを行ってくれるでしょう。
ただし、カルティエでサイズ直しを断られた場合や、費用面での懸念がある場合は、高級ジュエリーの修理実績が豊富で、特にピンクゴールドの加工経験がある専門店を選ぶことが大切です。事前に実績や対応方法についてしっかり確認し、安心して任せられる店舗を見つけることをおすすめします。

まとめ:カルティエのサイズ直しは初回いつまで無料なのか
最後に記事のポイントをまとめます。
- カルティエの指輪のサイズ直しは初回無料だが、「いつまで」という明確な期限は公式に設定されていない
- 無料サービスはリング毎に定められた調整可能範囲内でのみ適用される
- 一般的に、シンプルなデザインの指輪は2サイズ程度までの調整が可能
- カルティエでサイズ直しを依頼する方法は、ブティックに持参するか配送で依頼するかの2種類がある
- サイズ直しの際は、指輪本体と可能であれば品質保証書(ギャランティーカード)を用意すると良い
- カルティエでのサイズ直しにかかる期間は、見積りと作業を合わせて約1ヶ月程度
- デザインによってはサイズ直しが不可能な場合もある(LOVEリングやフルエタニティリングなど)
- 2回目以降のサイズ直しは有料で、基本料金は23,980円(税込)からスタート
- 一部のデザインでは2回目のサイズ直しがパリでの対応となり、費用が40万円以上になる場合もある
- サイズ直しができない場合、カルティエでは現在の指輪の買取と新品の特別価格での提供というサービスがある
- カルティエ以外でのサイズ直しも選択肢だが、保証が無効になるリスクがある
- ピンクゴールドの指輪は加工が難しい特性があるため、カルティエでのサイズ直しが安心
- サイズ直しを依頼する前に、正確なサイズ、デザインの制限、費用、期間などを確認しておくことが重要
- 季節や時間帯によって指のサイズは変動するため、平均的なサイズを把握しておくと良い
- 特別なイベントで使用予定がある場合は、余裕をもってサイズ直しを依頼することをおすすめ