ブシュロンのジュエリーボックスが2023年11月頃からデザイン変更されていることをご存知でしょうか？長年親しまれてきた白い重厚なジュエリーボックスから、アルミニウムとウールフェルトを使用したモダンでエコフレンドリーな「No Pack is the New Pack」コンセプトのデザインへと移行が進んでいます。
この変更は環境への配慮を重視するブシュロンのサステナビリティ戦略の一環ですが、特にブライダルジュエリーを購入する顧客の中には、従来の白いボックスを希望する声も少なくありません。新旧デザインの違い、変更のタイミング、顧客の反応など、ブシュロンの箱リニューアルについて詳しく解説します。
記事のポイント！
- ブシュロンのジュエリーボックスが環境に配慮した新デザインに変更された背景と詳細
- 新旧ボックスの具体的な違いと、それぞれの特徴
- 店舗によって入手できるボックスが異なる現状と確認方法
- ブライダルジュエリー購入者に特に関心の高い、箱選びのポイント
ブシュロンの箱がリニューアルされた理由と詳細
- 2023年11月頃から順次変更されているブシュロンの箱デザイン
- 新旧ボックスを比較すると白い重厚感から環境配慮型へ変化
- 新しい箱のコンセプト「No Pack is the New Pack」の意味とは
- 新デザインの箱は再生可能なアルミとウールフェルトのみで構成
- ブシュロンの箱が変わるのはパリと銀座本店から順次展開中
- 保証書もエコフレンドリーになり簡素化されている現状
2023年11月頃から順次変更されているブシュロンの箱デザイン
ブシュロンは2023年11月頃から、従来の白いジュエリーボックスからデザイン変更を開始しました。この変更はブランドとしての大きな決断であり、多くのジュエリー愛好家やブシュロンファンの注目を集めています。
長年親しまれてきた白く重厚感のあるジュエリーボックスは、ブシュロンの象徴的な存在でした。淡いホワイトとグレージュのボックスに、ゴールドの縁取りと青いボタンが特徴的なそのデザインは、多くの顧客に愛されてきました。
新しいデザインへの移行は一気に行われたわけではなく、順次進められています。最初に変更が始まったのはパリのヴァンドーム広場本店と東京銀座本店であり、その後、他の店舗へも展開されていくスケジュールになっています。
「”食べられるボックス”のように奇想天外でもいいから」というCEOのエレーヌ・プリ＝デュケンの発想から生まれた新しいデザインは、従来のジュエリーボックスの概念を覆すものでした。
現在も移行期間中であるため、店舗によっては従来の白いボックスが残っているケースもあります。特にブライダルジュエリーを検討している顧客にとっては、どのようなボックスで商品が提供されるかは重要なポイントになっているようです。
新旧ボックスを比較すると白い重厚感から環境配慮型へ変化
従来のブシュロンのボックスは、外箱が紙製、内箱が合皮とサテンでできた素材を使用していました。特徴的な淡いホワイトとグレージュのカラーリングに、縁取りはゴールド、アクセントとなる青いボタンが付いており、高級感と上品さを兼ね備えたデザインでした。
一方、新しいボックスは外箱がなくなり、代わりに布製の巾着が採用されました。内箱はアルミニウムとウールフェルトの2種類の素材のみで構成されています。シルバーのアルミケースとグリーンのフェルトという組み合わせは、モダンでスタイリッシュな印象を与えます。
サイズ感も大きく変化しました。旧デザインのボックスは重厚で存在感があり、特にブライダルジュエリー用の箱は大きなサイズで「パカッ」と開くタイプでした。新デザインは上からカパッと蓋をするようなコンパクトな仕様になっています。
素材の変化もポイントです。旧デザインは紙や合皮など複数の素材を使用していましたが、新デザインはアルミニウムとウールフェルトという2種類の素材のみで構成されており、リサイクル可能な自然素材を使用している点が特徴です。
また、旧デザインのボックスは経年劣化しやすく、黄ばんだり合皮が張り付いて破れてしまったりする問題がありました。新デザインはそういった劣化の心配が少なく、長期保存にも適しています。
新しい箱のコンセプト「No Pack is the New Pack」の意味とは
ブシュロンの新しいパッケージのコンセプト「No Pack is the New Pack（梱包しないという新しい選択肢）」は、従来のジュエリーケースの在り方を根本から見直すという革新的な発想から生まれました。このコンセプトは2021年、ブシュロンのCEOであるエレーヌ・プリ＝デュケンによって提唱されました。
「No Pack is the New Pack」という言葉には、「必要最小限の梱包こそが新しいスタンダード」という意味が込められています。CEOのエレーヌ・プリ＝デュケンは、もしジュエリーケースを見直すのであれば、単に色や形を変えるのではなく、”梱包しない”という選択をしたいと考えたのです。
このコンセプトが生まれた背景には、現在のジュエリーケースが抱える問題がありました。サイズや重量の大きさ、使用される素材や種類の多さ、そして何よりもリサイクルできないなど、環境負荷が大きいという課題でした。
ブシュロンは調査の結果、これらの問題点を明らかにし、ジュエリーケースを完全に作り直すためのプロジェクトを発足させました。当初12種類あったケースは7種類に削減され、使用されていた11種類の素材は新たな2種類の素材に置き換えられました。
「No Pack is the New Pack」は単なるスローガンではなく、過剰包装を避け、必要最小限のパッケージでジュエリーを提供するという、ブシュロンの環境に対する強いコミットメントを表しています。持続可能な未来のために、ラグジュアリーブランドとしての責任を果たす決意の表れといえるでしょう。
新デザインの箱は再生可能なアルミとウールフェルトのみで構成
新しいブシュロンのジュエリーケースの最大の特徴は、材料として使用されているのが「アルミニウム」と「ウールフェルト」のたった2種類の素材のみという点です。これらはどちらも再生可能な素材であり、環境への負荷を最小限に抑える選択となっています。
アルミニウムは外装部分に使用されており、耐久性と洗練された見た目を兼ね備えています。表面には石畳のようなデザインが施されており、これはヴァンドーム広場を上から見た八角形のフォルムを模したものです。アルミニウムは何度でもリサイクル可能な素材として知られており、環境負荷の低減に貢献します。
内装に使用されているウールフェルトは柔らかく、ジュエリーをしっかりと保護する役割を担っています。グリーンのフェルトは芝生を連想させる色合いで、ブシュロンの自然への敬意を表現しているとも言えるでしょう。重要なのは、この2つの素材を接着する際に接着剤を使用していない点です。これにより、将来的なリサイクルがより容易になります。
実際のケースの構造も革新的です。ピアスケースを例にとると、上部のピアス留め部分のフェルトは取り外し可能になっていますが、それ以外のフェルトパーツは固定されています。これによって、使い勝手と耐久性のバランスが取られています。
また、ギフト用には従来のリボンではなく、リユース可能な緑色のポーチが用意されています。このポーチは巾着タイプになっており、路面店での購入限定で金具付きの特別仕様も用意されているようです。こうした細部にまでサステナビリティへの配慮が行き届いているのがブシュロンの新しいパッケージの特徴です。
ブシュロンの箱が変わるのはパリと銀座本店から順次展開中
ブシュロンの新しいジュエリーボックスの導入は、2023年6月にパリのヴァンドーム広場本店から始まり、同年9月にリニューアルオープンした東京銀座本店でも展開がスタートしました。この2店舗を皮切りに、他のブティックでも順次導入が進められています。
2024年1月下旬時点での情報によると、パリと東京銀座店以外の店舗では、まだ従来の白いボックスが提供されているケースが多いようです。ただし、これは店舗によって状況が異なり、在庫の状況に依存します。
銀座本店は2023年9月8日にリニューアルオープンしており、この新しい旗艦店は、パリ・ヴァンドーム広場にある本店に次ぐ最大規模の店舗です。約1,000平方メートルという広大な面積を誇り、全4フロアから構成されています。ここでは「自然」「イノベーション」「クラフツマンシップ」をキーワードに、最新のコンセプトとサービスが導入されました。
新しいジュエリーボックスもこのコンセプトに沿ったものであり、銀座本店ではすでに標準的に提供されています。ただし、完全に切り替わるタイミングは公式には発表されておらず、「在庫限りでの提供」という形になっています。
白いボックスを特に希望する場合は、購入予定の店舗に事前に問い合わせることをおすすめします。土日は特に銀座本店では予約が必須となっているため、あらかじめ確認と予約を行うことが賢明です。
保証書もエコフレンドリーになり簡素化されている現状
ブシュロンでは、ジュエリーボックスのリニューアルと同時に、保証書のデザインも大きく変更されました。従来の保証書は紙の証明書に合皮のカバーが付いた重厚なデザインでしたが、新しい保証書は封筒と厚紙1枚というシンプルなものになりました。
この変更も「No Pack is the New Pack」というコンセプトに基づくものであり、無駄な材料を削減し、環境への負荷を軽減する取り組みの一環です。封筒と厚紙1枚という極めてシンプルな構成は、嵩張らずに保管しやすいというメリットがあります。
しかし、このシンプルさゆえに「簡素すぎて捨ててしまいそう」という声も聞かれます。保証書はジュエリーの価値を証明する重要な書類であり、将来的な修理や買取の際にも必要となるものです。特に買取に出す際には、保証書の有無が買取金額に大きく影響することがあるため、新しい形式になったとしても、大切に保管することが重要です。
ブシュロンでは、クリーニングサービスを無料で提供しており、在庫があれば当日持ち帰りも可能です。またセミオーダーの場合は1年ほどかかるとのことですが、文字入れは初回無料、サイズ調整は購入から3ヶ月以内であれば無料で行ってくれます。こうしたアフターサービスを受ける際にも、保証書が必要になるケースがあります。
保証書のデザイン変更は、ジュエリーボックスのリニューアルと同様に、ブシュロンのサステナビリティへの取り組みを象徴するものと言えるでしょう。環境に配慮しつつも、必要な機能は維持するという姿勢が感じられます。
ブシュロンの箱リニューアルに対する評判とよくある質問
- SNSでの評判は「スタイリッシュ」と「お弁当箱みたい」で二分
- ブライダルユーザーは従来の白い箱に強い愛着を示している
- 店舗によっては従来の白い箱がまだ入手できる可能性がある
- 白い箱を希望する場合は店舗に事前確認することがベスト
- ブシュロンの結婚指輪・婚約指輪購入時の箱選びのポイント
- 買取相場は箱の新旧で変わる可能性もある現実
- まとめ：ブシュロンの箱リニューアルは環境配慮の時代の流れ
SNSでの評判は「スタイリッシュ」と「お弁当箱みたい」で二分
ブシュロンの新しいジュエリーボックスに対するSNS上の反応はまさに賛否両論です。一方ではそのモダンでスタイリッシュなデザインを評価する声がある一方で、「お弁当箱みたい」という感想も少なくありません。
新デザインを支持する声としては、「とてもクールで好み」「モダンで好き」「パカッの新しいカタチ」といったポジティブな感想が見られます。特に現代的なデザインやミニマリスティックな要素を好む層からは支持を得ているようです。アルミニウムの質感やミニマルなデザインは、従来のジュエリーボックスの概念を覆す新しさがあります。
一方で、「お弁当箱！？！？」「前の方が特別感あって好み」といった否定的な意見も目立ちます。特に重厚感や伝統的なラグジュアリー感を重視する顧客層からは、新デザインが「軽く」感じられるという声もあります。また「指紋が目立ちそう」「冬、冷たそう」といった実用面での懸念も示されています。
興味深いのは、「アルミケースは上からカパッと蓋をするような仕様になっています。ちなみにピアスケースなのですが、一番上のピアス留めの部分はフェルトが取り外せますが、それ以外のフェルトパーツは外せない仕様になっています」という詳細な説明からもわかるように、新デザインは従来のジュエリーボックスの「パカッ！」という開け方ではなく、「スッー…」という感覚の開け方になったことです。
SNS上の反応からは、ジュエリーボックスというものがただの容器ではなく、ジュエリーを受け取る瞬間の体験や思い出の一部として重要な意味を持っていることがわかります。特に特別な記念日や人生の節目に購入することの多いブシュロンのジュエリーにとって、そのパッケージは単なる容器以上の意味があるのです。
ブライダルユーザーは従来の白い箱に強い愛着を示している
ブシュロンの新しいジュエリーボックスに対する反応の中でも、特に婚約指輪や結婚指輪などのブライダルジュエリーを購入するユーザーからは、従来の白いボックスへの強い愛着が示されています。
「今までの白いボックスにあこがれていた」という声は多く、「なんとか白いボックスがあるうちに買いたい！」と切実に訴える声も見られます。特にブライダルジュエリーの購入は一生に一度の特別な経験であることが多く、その瞬間や思い出との結びつきを重視するユーザーが多いようです。
白いボックスに対する愛着の理由としては、「淡いホワイトとゴールドの組み合わせが絶妙で、ブライダルのイメージとはピッタリ」という意見が挙げられています。伝統的なブライダルのイメージに合致する優雅で上品なデザインが、多くの花嫁や花婿に愛されてきたのです。
また、プロポーズの瞬間における「パカッ！」という箱の開け方への思い入れも強いようです。「やはり、プロポーズの時は蝶番のついたケースで、重厚なリングケースをパカッ！としてほしいと思うのは多分女性の夢ですよね。あのパカッ！がいいんですよ」という声が、多くの女性の気持ちを代弁しています。
新しいアルミケースは「パカッ！」というより「スッー…」という感じであり、この開け方の違いが特にブライダルユーザーにとっては大きなポイントになっているようです。個人的な用途では新ケースでも問題ないが、「ブライダル用に旧型は残してくれたらよかったな」という声も少なくありません。
実際に婚約指輪をブシュロンで購入した人の体験記からも、箱のデザインが購入の決断に影響を与えることがあるようです。「順次変更とのことなので他店で購入すれば解決」という記述からは、従来の白い箱を入手するために店舗選びを工夫する様子も伺えます。
店舗によっては従来の白い箱がまだ入手できる可能性がある
ブシュロンの箱デザイン変更は順次行われており、2024年1月下旬時点ではパリと東京銀座店以外の店舗では、まだ従来の白いボックスが提供されているケースが多いようです。この「在庫限り」の状況を利用して、白いボックスを希望する顧客は他店舗での購入を検討する選択肢もあります。
当初は2023年12月頃にはすべての店舗で白いボックスがなくなるのではないかという予測もありましたが、実際には2024年に入っても多くの店舗で従来のボックスが使用されていることが報告されています。これは店舗ごとの在庫状況や、地域によって切り替えのタイミングが異なることを示しています。
ブログ記事「ブシュロンの箱 変わるのはいつから？評判まとめ」によると、2024年1月下旬時点で「まだパリと東京銀座店でのみ新ボックスでの提供となっているようです。店舗によっては白いボックスもまだ残っているところも多いようなので、どうしても欲しい方は一度問い合わせしてみることをおすすめします」とアドバイスされています。
また、別の体験談では「順次変更とのことなので他店で購入すれば解決」という対策も挙げられており、白いボックスを特に希望する場合は、銀座本店以外の店舗での購入を検討するのも一つの方法かもしれません。
ブシュロンは日本国内で19店舗を展開しており、それぞれの店舗で状況が異なる可能性があります。特に白いボックスを希望する場合は、事前に希望する店舗に問い合わせて確認することをおすすめします。また、オンラインショップでの購入の場合も、どのようなボックスで届くかを事前に確認しておくとよいでしょう。
白い箱を希望する場合は店舗に事前確認することがベスト
ブシュロンの従来の白いボックスを希望する場合、最も確実な方法は購入予定の店舗に事前に問い合わせることです。新しいアルミケースへの切り替えは順次行われており、店舗によって状況が異なるため、直接確認することがベストな選択肢となります。
問い合わせる際には、「購入を検討しているジュエリーがどのようなボックスで提供されるか」を具体的に質問するとよいでしょう。特に婚約指輪や結婚指輪などのブライダルジュエリーの場合は、箱のデザインが重要な要素となることが多いので、その旨を伝えると親身に対応してもらえる可能性が高まります。
銀座本店をはじめとする人気店舗では、土日は特に混雑することが多く、予約が必須となっています。ブシュロン銀座本店は2023年9月8日にリニューアルオープンしており、「入店した瞬間、高級感あるお花の香り？と自然と融合したジュエリーのディスプレイが目に入り、一気にブシュロンの世界観に引き込まれました」という体験談があるように、新しいコンセプトに基づく店舗デザインも魅力的です。
来店予約をする際に、ボックスについての希望も伝えておくと、スムーズな購入体験につながるでしょう。また、地方にお住まいの方で銀座本店以外の店舗を訪れる予定の場合も、事前に電話やメールで問い合わせておくことをおすすめします。
オンラインショップでの購入を検討している場合も、カスタマーサービスに問い合わせることで、どのようなボックスで商品が届くかを確認できる場合があります。ブシュロンのクライアントサービス（0120-230-441）に問い合わせれば、詳細な情報を得られるでしょう。
ブシュロンの結婚指輪・婚約指輪購入時の箱選びのポイント
ブシュロンで結婚指輪や婚約指輪を購入する際、箱選びにも注目する価値があります。特に新旧のボックスデザインが移行期間にある現在、どのようなボックスが提供されるかは購入体験に大きく影響します。
まず、ブシュロンの結婚指輪や婚約指輪自体の特徴を理解しておきましょう。ブシュロンは「キャトル」「ポンドゥパリ」「ピヴォワンヌ」など個性的なデザインのリングを提供しています。例えば、銀座本店での体験談によると「キャトルのソリテールリングは常時身に着けていたい私には、もってこいのデザインでした。服の系統を選ばずに身に着けられるし、キャトルデザインが素敵」という感想がありました。
ブライダルジュエリーの購入では、リングのデザイン以外にも、サイズ調整の可否やカラット数なども重要な検討ポイントです。例えば、「キャトル」はサイズ調整ができないため、将来的な体型変化を考慮する必要があります。また「ポンドゥパリ」「ピヴォワンヌ」については、文字入れは不可能ですが、サイズ調整は可能とのことです。
箱選びについては、従来の白いボックスを希望する場合、銀座本店以外の店舗での購入を検討する価値があります。ただし、「パリと銀座本店はもう新しいboxに変わってしまったとのことでした、、でも可愛いから満足🫶」という感想もあるように、新しいデザインにも魅力を感じる方は少なくありません。
注目すべきは、結婚指輪と婚約指輪を一緒に購入する場合と、婚約指輪のみを購入する場合で、提供されるボックスのサイズが異なる可能性があることです。「結婚指輪と婚約指輪を合わせて買った人は、大きい箱。婚約指輪だけのは小さい箱」という情報もあり、用途に応じた最適なボックスを提供してもらえる場合もあるようです。
最後に、ブシュロンのアフターサービスも充実しています。クリーニングは無料で、在庫があれば当日持ち帰りも可能です。文字入れは初回無料、サイズ調整は3ヶ月以内なら無料です。こうしたサービス面も含めて総合的に検討することをおすすめします。
買取相場は箱の新旧で変わる可能性もある現実
ブシュロンのジュエリーを購入する際、将来的な買取を視野に入れている方もいるかもしれません。その場合、ボックスのデザイン変更が買取価格に影響する可能性があることを知っておくと良いでしょう。
実際に買取業者からの情報によると、「単純なボックス自体の評価は変わりませんが、ボックスの変更があったのが2024年の頭頃なので、やはり新型ボックス＝ご購入時期が最近ということで、2024年現在は新型ボックスの方がプラス評価になることが多い」とのことです。これは、新しいボックスの方が購入時期が最近であるという情報を示すからです。
ただし、長期的に見ると、将来的にはレア性の観点から旧型の白いボックスに価値が出る可能性もあります。特に白いボックスが完全になくなり、希少性が高まった場合は、コレクターズアイテムとしての価値が生まれる可能性もあるでしょう。
重要なのは、ボックスだけでなく保証書も買取価格に大きく影響するという点です。「保証書の有無は買取金額に変動が出ますので、必ず捨てずに置いておくようにしましょう！」というアドバイスがあるように、新しいシンプルな保証書であっても、大切に保管することが重要です。
また、ブランド品の買取においては、商品の状態や市場の需要なども価格に影響します。定期的なクリーニングで商品を良好な状態に保つことや、傷や汚れを付けないよう日常的なケアを行うことも、将来的な買取価格を維持するためには重要です。
最終的には、ボックスのデザインよりも、ジュエリー自体の品質や状態、保証書の有無などが買取価格に大きく影響することを覚えておきましょう。ボックスや保証書は大切に保管し、必要に応じてブシュロンの無料クリーニングサービスを利用することで、ジュエリーの価値を長く保つことができます。
まとめ：ブシュロンの箱リニューアルは環境配慮の時代の流れ
最後に記事のポイントをまとめます。
- ブシュロンのジュエリーボックスは2023年11月頃から「No Pack is the New Pack」というコンセプトで環境に配慮した新デザインに順次変更されている
- 新しいボックスはアルミニウムとウールフェルトという2種類の再生可能な素材のみで構成されており、リサイクルが容易
- 従来の白いボックスは紙製の外箱と合皮・サテンの内箱で構成され、ゴールドの縁取りと青いボタンが特徴的だった
- 新デザインの導入はパリのヴァンドーム広場本店と東京銀座本店から始まり、他の店舗にも順次展開される予定
- SNS上の評判は「スタイリッシュでモダン」と評価する声と「お弁当箱みたい」と批判する声に二分されている
- 特にブライダルジュエリーを購入するユーザーからは、従来の白いボックスへの愛着が強く示されている
- 白いボックスを希望する場合は、銀座本店以外の店舗に事前に問い合わせて確認することがベスト
- 2024年1月下旬時点では、パリと東京銀座店以外の店舗ではまだ従来の白いボックスが提供されているケースが多い
- ブシュロンの保証書も簡素化され、厚紙1枚の環境に配慮したデザインになっている
- 買取相場は一時的に新型ボックスの方がプラス評価されることが多いが、将来的には白いボックスの希少性が高まる可能性もある
- ジュエリーの価値を維持するためには、ボックスや保証書を大切に保管し、定期的なクリーニングを行うことが重要
- ブシュロンの箱リニューアルは、サステナビリティを重視する現代のラグジュアリーブランドの姿勢を象徴している
