大分県別府市にある「大分香りの博物館」は、世界でも珍しい香りをテーマにした博物館です。こちらでは、自分だけのオリジナル香水を作る調香体験が大人気となっており、カップルや友人同士での思い出作りにぴったりのスポットとして注目を集めています。16種類の香りの中から好みのものを選んでブレンドできるため、初心者でも楽しみながら世界に一つだけの香水を作ることができます。
香水作り体験は事前予約が必要で、所要時間は約40〜50分、料金は入館料700円と調香体験費2,800円の合計3,500円となっています。完成した30mLの香水はその日に持ち帰ることができ、さらにレシピを保存してもらえるため、気に入った香りを後日再注文することも可能です。別府観光の際には、ぜひ立ち寄りたい特別な体験スポットと言えるでしょう。
この記事のポイント |
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✅ 大分香りの博物館での香水作り体験の詳細な流れと料金 |
✅ 事前予約の方法と当日予約の可否について |
✅ アクセス方法と営業時間などの基本情報 |
✅ 香水作り以外の館内の見どころとお楽しみ要素 |
大分香りの博物館での香水作り体験の魅力と基本情報
- 調香体験の基本的な流れは16種類の香りから選んでオリジナルブレンドを作ること
- 香水作り体験の料金は入館料込みで総額3,500円とリーズナブル
- 事前予約は電話・メール・オンラインの3つの方法で可能
- 当日予約は基本的に難しいため計画的な予約がおすすめ
- 所要時間は約40〜50分で観光スケジュールに組み込みやすい
- 完成品は30mLのボトルに入れてその日に持ち帰り可能
調香体験の基本的な流れは16種類の香りから選んでオリジナルブレンドを作ること
大分香りの博物館での調香体験は、プロの指導のもと自分だけのオリジナル香水を作る貴重な体験です。現在、16種類の香りが用意されており、トップノート、ミドルノート、エンドノートという香水の基本構造に従って香りを選択していきます。
調香体験の工程は大きく4つのステップに分かれています。まずはボトル選びから始まり、細長タイプと四角タイプの2種類の形状から選択でき、蓋の色も金と銀から選ぶことができます。どのボトルも容量は30mLで統一されているため、見た目の好みで選んで問題ありません。
次に香りの選定を行います。香水は時間の経過とともに香りが変化する特性があり、最初に香るトップノート、中間で香り始めるミドルノート、最後まで残るエンドノートの3層構造で構成されています。体験では、これらの各段階から好みの香りを選択し、理想の香りバランスを追求していきます。
🌸 香りの種類とその特徴
香りのタイプ | 代表的な香り | 特徴 |
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フローラル系 | スズラン、ローズ、フリージア | 花の優雅で上品な香り |
シトラス系 | レモン、オレンジ、グレープフルーツ | 爽やかで清々しい香り |
ウッディ系 | サンダルウッド、ヒノキ | 落ち着いた木の温かみのある香り |
ハーバル系 | ラベンダー、ローズマリー | ハーブの自然で癒される香り |
調香作業では、スポイトを使って選んだ香りを慎重にブレンドしていきます。最初に合計20mLになるよう各香りを調合し、香りを確認してから追加で10mLを作成します。この段階で配合を調整したり、別の香りを加えたりすることで、より自分好みの香りに仕上げることができます。
最後の瓶詰め作業では、完成した香水を選んだボトルに小さなジョウロで丁寧に詰めて完成となります。ラベルも選択でき、自分だけの特別な香水として仕上がります。この一連の流れにより、世界に一つだけのオリジナル香水が誕生するのです。
香水作り体験の料金は入館料込みで総額3,500円とリーズナブル
大分香りの博物館での香水作り体験は、総額3,500円という非常にリーズナブルな価格設定となっています。この料金には入館料700円と調香体験費2,800円が含まれており、他の調香体験施設と比較しても良心的な価格と言えるでしょう。
入館料は年齢によって異なる設定となっており、大人700円、高校生・大学生500円、小学生・中学生300円となっています。また、20名以上の団体利用の場合は割引料金が適用され、さらにお得に利用することができます。
💰 料金体系の詳細
項目 | 個人料金 | 団体料金(20名以上) | 備考 |
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大人入館料 | 700円 | 630円 | – |
高校生・大学生入館料 | 500円 | 450円 | – |
小学生・中学生入館料 | 300円 | 270円 | – |
調香体験費 | 2,800円 | 2,800円 | 香水瓶・30mL香水含む |
障害者手帳をお持ちの方には5割減免制度があり、手帳の提示により入館料が半額となります。また、介護者1名についても同様の減免が適用されるため、より多くの方に香りの世界を楽しんでいただけるよう配慮されています。
体験料金に含まれているのは、30mLの香水と専用ボトル、そしてオリジナルラベルです。この容量は市販の香水と比較しても充分な量であり、日常使いには十分すぎるほどです。おそらく、3ヶ月から半年程度は使用できる量と推測されます。
さらに注目すべきは、レシピ保存サービスも料金に含まれていることです。作成した香水のレシピを博物館側で保存してもらえるため、気に入った香りがなくなった際に電話一本で同じ香りを再注文することができます。このサービスにより、一度作った特別な香りを永続的に楽しむことが可能になります。
事前予約は電話・メール・オンラインの3つの方法で可能
大分香りの博物館での調香体験は事前予約制となっており、当日の飛び込み参加は基本的に難しいのが現状です。予約方法は3つ用意されており、それぞれの特徴を理解して最適な方法を選択することが重要です。
電話予約は最も直接的な方法で、番号は0977-27-7272、受付時間は10:00〜18:00となっています。電話予約の利点は、疑問点をその場で質問できることや、希望日時の空き状況をリアルタイムで確認できることです。また、特別な要望がある場合にも柔軟に対応してもらえる可能性があります。
📞 予約方法の比較
予約方法 | メリット | デメリット | おすすめの人 |
---|---|---|---|
電話予約 | ・疑問点を直接質問可能<br>・リアルタイムでの空き確認 | ・営業時間内のみ対応<br>・電話が苦手な人には不向き | 詳細を確認したい人 |
メール予約 | ・24時間いつでも送信可能<br>・記録が残る | ・返信に時間がかかる場合あり | 時間に余裕がある人 |
オンライン予約 | ・即座に予約確定<br>・ポイント還元あり | ・疑問点の質問が難しい | 手軽に予約したい人 |
メール予約はinfo@oita-kaori.jpに必要事項を記載して送信する方法です。24時間いつでも送信でき、予約内容が文字として記録に残るため、後からの確認が容易です。ただし、返信までに時間がかかる場合があるため、急ぎの予約には向かないかもしれません。
オンライン予約はKKdayなどの予約サイトを通じて行う方法で、近年利用者が増加しています。この方法の最大の利点は、予約と同時に決済が完了し、即座に予約確定となることです。また、PayPayポイントやKKdayポイントなどの還元サービスも受けられるため、お得に利用することができます。
予約の際には、希望日時、参加人数、代表者の連絡先を明確に伝える必要があります。特に土日祝日や長期休暇中は予約が集中しやすいため、計画が決まったら早めの予約をおすすめします。一般的には、1週間前程度の余裕を持って予約を取ることが望ましいでしょう。
当日予約は基本的に難しいため計画的な予約がおすすめ
大分香りの博物館の調香体験は非常に人気が高く、当日予約は基本的に困難な状況となっています。これは体験の質を保つため、また限られたスペースでの実施のため、1日あたりの受け入れ人数に制限があることが主な理由です。
当日予約が難しい理由として、体験の特性が挙げられます。調香体験は個人の好みに合わせてきめ細かな指導を行うため、スタッフ1人あたりが対応できる人数に限りがあります。また、使用する器具や香料の準備にも時間を要するため、事前の準備が不可欠となっています。
⚠️ 当日予約が困難な理由
- 設備の制約: 調香体験工房のスペースと器具の数に限りがある
- スタッフの対応能力: 質の高い指導を提供するため少人数制を採用
- 香料の準備: 使用する香料の準備と管理に時間を要する
- 予約の集中: 特に週末や観光シーズンは事前予約が集中する
もし当日に急遽体験したくなった場合は、電話で空き状況を確認してみる価値はあります。キャンセルが発生する可能性もゼロではないため、ダメもとで問い合わせてみることをおすすめします。ただし、過度な期待は禁物で、基本的には事前予約が必要と考えておくべきでしょう。
計画的な予約のポイントとして、旅行日程が決まったらできるだけ早めに予約を取ることが重要です。特に大型連休やお盆、年末年始などの繁忙期は、1ヶ月前程度の予約をおすすめします。また、平日の方が比較的予約を取りやすい傾向にあるため、スケジュールに柔軟性がある場合は平日での予約を検討してみてください。
さらに、複数の候補日を用意しておくことも効果的です。第一希望日が満席でも、第二、第三希望日で予約が取れる可能性があります。このような準備をしておくことで、より確実に体験を楽しむことができるでしょう。
所要時間は約40〜50分で観光スケジュールに組み込みやすい
大分香りの博物館での調香体験の所要時間は約40〜50分となっており、観光スケジュールに組み込みやすい絶妙な時間設定となっています。この時間設定により、別府観光の一部として気軽に参加できる点が多くの観光客に評価されています。
体験時間の内訳を見ると、香りの選定に約15分、調香作業に約25分、完成品の確認と仕上げに約10分という流れになっています。この時間配分により、初心者でも焦ることなく、じっくりと香りを選び、納得のいく香水を作ることができます。
⏰ 調香体験のタイムスケジュール
工程 | 所要時間 | 内容 |
---|---|---|
説明・準備 | 5分 | 体験の流れ説明、ボトル・ラベル選択 |
香りの選定 | 15分 | 16種類の香りから好みを選択 |
調香作業 | 25分 | 実際のブレンド作業と微調整 |
仕上げ | 10分 | ボトル詰め、ラベル貼り、記録保存 |
この50分という時間は、別府の他の観光スポットとの組み合わせを考えても非常に都合が良いと言えます。例えば、午前中に地獄めぐりを楽しんだ後、昼食前の時間を利用して調香体験を行い、午後は温泉でリラックスするといったスケジュールが可能です。
また、カップルや友人同士での参加の場合、お互いの香り選びを見守ったり、アドバイスし合ったりする時間も含まれているため、コミュニケーションを深める良い機会にもなります。この時間の使い方によって、単なる体験を超えた特別な思い出作りができるでしょう。
博物館の見学時間も考慮すると、全体で2〜3時間程度の滞在時間を見込んでおくと良いでしょう。調香体験だけでなく、1階の香りプロダクトギャラリーや2階の香りヒストリーギャラリーもじっくり見学することで、香りに関する知識を深めることができます。おそらく、香水に興味がある方であれば、展示だけでも1時間程度は楽しめるのではないでしょうか。
完成品は30mLのボトルに入れてその日に持ち帰り可能
調香体験で作成した香水は、30mLの専用ボトルに入れてその日のうちに持ち帰ることができます。この容量は市販の香水と比較しても十分な量であり、日常的に使用するには3〜6ヶ月程度持つと推測されます。
ボトルの種類は2つの形状から選択でき、細長タイプと四角タイプがあります。蓋の色も金と銀から選べるため、自分の好みやファッションスタイルに合わせてカスタマイズできます。さらに、オリジナルラベルも複数のデザインから選択でき、世界に一つだけの特別な香水として仕上がります。
🎁 完成品の詳細
項目 | 詳細 | 選択肢 |
---|---|---|
容量 | 30mL | – |
ボトル形状 | 2種類 | 細長タイプ・四角タイプ |
蓋の色 | 2色 | 金・銀 |
ラベル | 複数デザイン | お好みで選択 |
持ち帰り後の保管方法については、直射日光を避け、涼しい場所での保管が推奨されます。香水は熱や光に敏感なため、適切な保管により長期間香りを楽しむことができます。一般的には、冷暗所での保管により1年程度は品質を保持できると考えられています。
特筆すべきは、レシピ保存サービスの存在です。作成した香水のレシピが博物館側で保管されるため、香水がなくなった際に電話一本で同じ香りを再注文することができます。このサービスにより、気に入った香りを永続的に楽しむことが可能になり、まさに「自分だけの香り」として長く愛用できます。
完成した香水は、プレゼントとしても非常に喜ばれるアイテムです。手作りの特別感と、相手を思って選んだ香りの組み合わせは、市販の香水では得られない価値があります。カップルで参加してお互いの香水を交換したり、友人への誕生日プレゼントとして体験をプレゼントしたりする利用方法も人気が高まっています。
大分香りの博物館へのアクセスと施設の見どころ
- 博物館へのアクセスは電車・バス・車の3つの方法が便利
- 営業時間は10:00〜18:00で毎月第3木曜日が定休日
- 館内には2つのギャラリーと体験工房があり見応え十分
- 天然温泉足湯とハーブガーデンで癒しの時間も楽しめる
- ミュージアムショップでは香りグッズのお土産が充実
- 匂い袋作り体験も人気でセットで楽しむ人が多い
- まとめ:大分香りの博物館での香水作りは特別な思い出になる体験
博物館へのアクセスは電車・バス・車の3つの方法が便利
大分香りの博物館へのアクセスは非常に良好で、電車、バス、車という3つの主要な交通手段でアプローチできます。立地的には別府市内から少し離れた場所にありますが、それぞれの交通手段で無理なく到達できる距離に位置しています。
電車でのアクセスが最も分かりやすく、JR日豊本線の「別府大学駅」から徒歩約10分という好立地です。別府大学駅は大分駅から約15分、博多駅からは特急を利用して約2時間でアクセス可能です。駅から博物館までの道のりは比較的平坦で、道順も分かりやすいため、初めての訪問者でも迷うことなく到着できるでしょう。
🚃 アクセス方法の詳細比較
交通手段 | 最寄り駅/停留所 | 所要時間 | 徒歩時間 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
電車 | JR別府大学駅 | 大分駅から15分 | 徒歩10分 | 最も確実で分かりやすい |
バス | 大分香りの博物館前 | 別府駅から15分 | 徒歩1分 | 博物館直前まで行ける |
車 | – | 別府ICから7分 | – | 荷物がある場合に便利 |
バスでのアクセスは、亀の井バスの「APU(アジア太平洋大学)方面行き」を利用します。JR別府駅西口から乗車し、「大分香りの博物館前」バス停で下車すると、徒歩1分で到着できます。バス停から博物館がすぐに見えるため、迷う心配はほとんどありません。運行本数も比較的多く、おそらく30分に1本程度の間隔で運行されていると推測されます。
車でのアクセスは、大分自動車道の別府ICから約7分という非常に便利な立地です。博物館には26台分の無料駐車場が完備されており、大型バス専用の駐車場も3台分用意されています。県外からの観光客や荷物が多い場合には、車でのアクセスが最も快適でしょう。
空港からのアクセスも良好で、大分空港から車で約50分程度の距離にあります。レンタカーを利用すれば、空港から直接博物館を訪れることも可能です。また、空港からは大分駅経由でのアクセスも選択でき、公共交通機関を利用したい場合でも問題ありません。
営業時間は10:00〜18:00で毎月第3木曜日が定休日
大分香りの博物館の営業時間は10:00〜18:00(最終入館17:30)となっており、観光スケジュールに組み込みやすい時間設定です。朝の開館から夕方まで長時間開いているため、他の観光スポットとの組み合わせも柔軟に計画できます。
定休日は毎月第3木曜日に設定されていますが、注意点として8月は第4木曜日、3月は第2木曜日に変更される点があります。また、年末年始(12月31日〜1月3日)も休館となるため、これらの期間の訪問を予定している場合は事前に確認が必要です。
📅 営業時間と休館日の詳細
項目 | 詳細 | 備考 |
---|---|---|
営業時間 | 10:00〜18:00 | 最終入館17:30 |
通常の定休日 | 毎月第3木曜日 | – |
8月の定休日 | 第4木曜日 | 特例 |
3月の定休日 | 第2木曜日 | 特例 |
年末年始 | 12/31〜1/3 | 完全休館 |
調香体験の受付時間は17:00までとなっているため、体験を希望する場合は遅くとも16:30頃までには到着することをおすすめします。体験には約50分を要するため、最終受付時間を考慮したスケジュール管理が重要です。
併設カフェの営業時間は博物館とは異なり、日曜日および第1・3月曜日が定休日となっています。イタリアンカフェでの食事も楽しみたい場合は、この点も考慮して訪問日を計画する必要があります。一般的には、カフェの営業時間も10:00〜18:00と推測されますが、詳細は事前に確認することをおすすめします。
混雑状況については、平日は比較的空いており、ゆっくりと見学や体験を楽しむことができます。土日祝日や長期休暇中は観光客が増加するため、特に調香体験を希望する場合は早めの予約が必要です。口コミによると、午前中の早い時間帯や平日の昼間が最も落ち着いて体験できるタイミングのようです。
館内には2つのギャラリーと体験工房があり見応え十分
大分香りの博物館の館内は3階建ての構造となっており、各フロアに特色ある展示と体験施設が配置されています。1階の香りプロダクトギャラリー、2階の香りヒストリーギャラリー、3階の調香体験工房という構成で、香りに関する包括的な体験ができる施設設計となっています。
1階の香りプロダクトギャラリーでは、世界中から集められた膨大な数の香水コレクションを一堂に展示しています。有名ブランドの香水から珍しい香水まで、見たことのない貴重なボトルに出会えることでしょう。また、FIFI賞受賞作品のコーナーでは、世界的に評価された香水を実際に見ることができ、香水愛好家にとってはたまらない展示となっています。
🏛️ 各フロアの展示内容
フロア | 展示名 | 主な内容 | 見どころ |
---|---|---|---|
1階 | 香りプロダクトギャラリー | 世界の香水コレクション | FIFI賞受賞作品、希少な香水瓶 |
2階 | 香りヒストリーギャラリー | 香りの歴史と文化 | 古代の香油瓶、アールヌーボー作品 |
3階 | 調香体験工房 | 香水作り体験 | オリジナル香水作り、アロマルーム |
2階の香りヒストリーギャラリーでは、人類と香りの関わりの歴史を時代順に追って展示しています。紀元前の香油瓶から現代に至るまで、香りが人々の生活にどのような影響を与えてきたかを学ぶことができます。特に、ロココ時代やアール・ヌーヴォー時代の香水瓶は芸術品としても価値が高く、美術品としての香水瓶の魅力を堪能できます。
におい袋のサイエンスコーナーでは、香りが人間の嗅覚にどのように作用するかについて科学的な解説が行われており、香りの不思議な世界を理解することができます。また、医学や薬学の観点から香りの効果について学べる展示もあり、単なる嗜好品としてではない香りの多面性を知ることができます。
3階の調香体験工房は、まさに香水作り体験のメイン会場です。プロ仕様の調香器具が並び、本格的な香水作りを体験できる空間となっています。また、現在は休止中ですが、アロマルームも併設されており、将来的にはアロマテラピー体験なども楽しめる予定です。
各フロアには試嗅コーナーも設置されており、希少な天然香料の香りを実際に体験することができます。普段嗅ぐ機会のない香料の香りは、新たな発見と感動をもたらしてくれることでしょう。
天然温泉足湯とハーブガーデンで癒しの時間も楽しめる
大分香りの博物館の魅力は館内展示だけにとどまらず、天然温泉の足湯とハーブガーデンという屋外施設も充実しています。これらの施設により、香りの体験と温泉リラクゼーションを同時に楽しむことができる、他にはないユニークな博物館となっています。
天然温泉足湯は、別府温泉の豊富な湯量を活かした本格的な温泉施設です。調香体験や館内見学で疲れた足を癒すのに最適で、温泉地別府ならではのサービスと言えるでしょう。足湯は屋外に設置されているため、四季折々の自然を感じながらリラックスできます。
♨️ 足湯とハーブガーデンの特徴
施設 | 特徴 | 利用料金 | 利用時間 |
---|---|---|---|
天然温泉足湯 | 別府温泉の源泉を使用 | 無料(入館料別途) | 開館時間内 |
ハーブガーデン | 香料植物を中心とした庭園 | 無料(入館料別途) | 開館時間内 |
ハーブガーデンでは、香水の原料となる様々な植物を実際に見て、香りを楽しむことができます。ラベンダー、ローズマリー、ペパーミントなど、馴染みのあるハーブから、普段見ることのない珍しい香料植物まで栽培されています。季節によって異なる花や葉の香りを楽しめるため、何度訪れても新しい発見があるでしょう。
これらの施設は、香りの学習という観点からも非常に価値があります。調香体験で使用する香料の多くは植物由来であるため、実際の植物を見て香りを体験することで、より深い理解が得られます。例えば、ラベンダーの花の香りを実際に嗅いでから調香体験を行うことで、香りの選択により明確な基準を持つことができるでしょう。
足湯での過ごし方としては、調香体験の前後どちらでも利用可能ですが、特に体験後のリラックスタイムとして利用する方が多いようです。体験で集中した後に足湯でリラックスしながら、作成した香水の香りをゆっくりと楽しむという贅沢な時間の使い方ができます。
ハーブガーデンの楽しみ方には、写真撮影スポットとしての魅力もあります。色とりどりの花や緑豊かな植物は、インスタグラムなどのSNS投稿にも映える景色を提供しています。特に春から秋にかけては、多くの植物が開花期を迎えるため、より美しい庭園を楽しむことができるでしょう。
ミュージアムショップでは香りグッズのお土産が充実
大分香りの博物館のミュージアムショップは、香りに関する商品を専門的に扱う珍しいショップとして、多くの来館者に愛されています。ここでしか手に入らないオリジナル商品から、世界各国の珍しい香り関連グッズまで、豊富な品揃えが自慢です。
ショップの目玉商品の一つが、**オリジナル香水「OUD Clarte(ウード クラーテ)〜ウードの煌き〜」**です。この香水は沈香木(ウード)を中心に構成されたオリエンタル系の神秘的な香調で、別府温泉の鉄輪むし湯で有名な石菖(ハーブ)と竹田市特産のサフランの香りが処方された、まさに大分・別府の魅力を表現した特別な香水です。50mL入りで税込7,700円という価格設定で、特別なお土産として人気を博しています。
🛍️ ミュージアムショップの主要商品
カテゴリ | 商品例 | 価格帯 | 特徴 |
---|---|---|---|
オリジナル香水 | OUD Clarte | 7,700円 | 大分の香料を使用した限定品 |
香り小物 | サシェ、ポプリ | 500円〜2,000円 | 日常使いに便利 |
アロマグッズ | エッセンシャルオイル | 1,000円〜3,000円 | 本格的なアロマテラピー用 |
香水瓶 | アンティーク調ボトル | 2,000円〜5,000円 | コレクション用として人気 |
アロマ関連商品も充実しており、エッセンシャルオイル、アロマディフューザー、お香などが揃っています。特に、九州産の柑橘類から抽出されたエッセンシャルオイルは、地元ならではの商品として観光客に人気があります。大分県は柑橘類の産地としても有名であるため、これらのオイルは品質も高く、香りも豊かです。
匂い袋やポプリなどの香り小物は、手軽に香りを楽しめるアイテムとして多くの方に選ばれています。調香体験で作った香水と合わせて購入することで、香りのある生活をより豊かに演出できます。価格も手頃で、ちょっとしたプレゼントにも最適です。
記念品としての香水瓶も取り扱っており、アンティーク調のデザインから現代的なスタイリッシュなものまで様々な種類が用意されています。調香体験で使用したボトルが気に入った場合、同じデザインのボトルを購入してコレクションにする方もいらっしゃいます。
季節限定商品も定期的に入荷しており、訪れる時期によって異なる商品に出会えることも魅力の一つです。例えば、春には桜の香りの商品、夏には清涼感のある香りの商品といったように、季節感を大切にした商品展開がなされています。
匂い袋作り体験も人気でセットで楽しむ人が多い
大分香りの博物館では、調香体験以外にも匂い袋作り体験が用意されており、こちらも多くの来館者に愛される人気プログラムとなっています。匂い袋作りは調香体験よりも手軽で短時間でできるため、時間に制約がある方や、よりカジュアルに香りを楽しみたい方におすすめです。
匂い袋作り体験の料金は2,500円(入館料別途)で、調香体験よりも300円安く設定されています。所要時間は約40分と調香体験より短いため、両方の体験を組み合わせる方も多くいらっしゃいます。完成品として、オリジナルの匂い袋と和紙に包んだ文香を持ち帰ることができます。
👘 匂い袋作り体験の詳細
項目 | 詳細 | 備考 |
---|---|---|
料金 | 2,500円 | 入館料別途 |
所要時間 | 約40分 | 調香体験より短時間 |
完成品 | 匂い袋+文香 | 和紙包装付き |
予約 | 事前予約必要 | 電話・メール・オンライン |
匂い袋の魅力は、その実用性にあります。バッグに入れて持ち歩いたり、クローゼットに置いて衣類に香りを移したり、引き出しに入れて小物に香りを付けたりと、様々な使い方ができます。香水のように直接肌に付けるのではなく、間接的に香りを楽しむという日本的な香りの文化を体験できる点も特徴的です。
文香は、手紙や書類に香りを付ける日本の伝統的な文化で、平安時代から続く雅な習慣です。現代では、名刺に香りを付けたり、プレゼントに添えたりする使い方が人気です。デジタル化が進む現代だからこそ、このような古典的で温かみのある香りの演出が新鮮に感じられるかもしれません。
両方の体験を楽しむ場合のおすすめスケジュールは、午前中に館内見学、昼食を挟んで午後に匂い袋作り体験、その後調香体験という流れです。それぞれの体験で異なる香りを選ぶことで、より幅広い香りの世界を楽しむことができます。また、匂い袋で日本的な香りの文化を学んだ後に洋風の香水作りを体験することで、東西の香り文化の違いを実感できるでしょう。
プレゼントとしての活用も人気で、調香体験で作った香水と匂い袋をセットでプレゼントする方も多くいらっしゃいます。異なるタイプの香りアイテムをセットにすることで、より印象深い贈り物になります。特に、遠方から来られた方が地元の友人や家族へのお土産として、両方を作って持ち帰るケースが増えているようです。
まとめ:大分香りの博物館での香水作りは特別な思い出になる体験
最後に記事のポイントをまとめます。
- 大分香りの博物館は世界でも珍しい香りをテーマにした博物館である
- 調香体験では16種類の香りから選んでオリジナル香水を作ることができる
- 体験料金は入館料込みで総額3,500円とリーズナブルな価格設定である
- 所要時間は約40〜50分で観光スケジュールに組み込みやすい
- 事前予約が必要で電話・メール・オンラインの3つの方法で予約可能である
- 当日予約は基本的に困難なため計画的な予約が重要である
- 完成した30mLの香水はその日に持ち帰ることができる
- レシピ保存サービスにより同じ香りを後日再注文することが可能である
- 博物館へのアクセスは電車・バス・車の3つの方法で便利である
- 営業時間は10:00〜18:00で毎月第3木曜日が定休日である
- 館内には2つのギャラリーと体験工房があり香りの歴史と文化を学べる
- 天然温泉足湯とハーブガーデンで癒しの時間も楽しめる
- ミュージアムショップでは香り関連グッズが充実している
- 匂い袋作り体験も人気で調香体験とセットで楽しむ人が多い
- カップルや友人同士での参加に最適な思い出作りスポットである
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://oita-kaori.jp/
- https://www.instagram.com/oita_kaori/
- https://oita-kaori.jp/experience/experience.html
- https://www.jalan.net/kankou/spt_44202ae3292046076/
- https://e-haruki.jp/perfume-blending/
- https://ameblo.jp/tohya-diary/entry-12864490473.html
- https://beppu-tourism.com/spot/oitakaorinohakubutsukan/
- https://www.visit-oita.jp/spots/detail/4754
- https://www.kkday.com/ja/blog/31767/asia-japan-oita-museum
- https://littleoita.com/magazine/99