韓国旅行の新しい楽しみ方として、オリジナル香水作り体験が大人気となっています。ソウルの弘大や聖水、江南エリアを中心に、170種類以上の香料から自分好みの香りを選んでブレンドできる工房が続々とオープンしており、多くの日本人観光客が訪れています。料金も50mlで約4,000円からと日本より安価で、予約不要の店舗もあるため気軽に体験できるのが魅力です。
特に注目すべきは、韓国ならではの香料や伝統的な香りを使った香水作りが楽しめること、そして多くの工房で日本語対応が可能なことです。弘大の「121 LE MAL DU PAYS」や聖水の「SHIRO」、江南の「.NOTE」など、それぞれ異なる特色を持つ工房があり、初心者から本格的な調香を学びたい方まで幅広いニーズに対応しています。
この記事のポイント |
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✅ 韓国で香水が作れる人気工房12選の詳細情報と特徴 |
✅ エリア別おすすめ工房と料金・予約方法の比較 |
✅ 実際の香水作り体験の流れと所要時間 |
✅ 日本語対応状況と初心者向けサポート内容 |
韓国で香水が作れる人気工房の詳細情報
- 弘大「121 LE MAL DU PAYS」は予約不要で170種類の香料から選べる
- 聖水「SHIRO」ではオリジナル香水作りと韓国限定香料が楽しめる
- 江南「.NOTE」は本格的な調香師体験ができる
- 安国「AROMIND」は韓屋の雰囲気で30種類の香料から作成可能
- 延南「Lumiere Parfum」では6回まで調合をやり直せる
- その他エリアでも香水作りができる工房がある
弘大「121 LE MAL DU PAYS」は予約不要で170種類の香料から選べる
弘大エリアで最も人気の高い香水工房が**「121 LE MAL DU PAYS(121ルマルディペイ)」**です。この工房の最大の魅力は、170種類以上の豊富な香料から自分好みの香りを2つ選んでブレンドできることと、予約不要で気軽に立ち寄れることです。
弘大駅から徒歩5分という好立地にあり、営業時間は火曜日から日曜日の13:00-21:30となっています。店内では日本語対応が可能で、日本語の説明書も用意されているため、韓国語が話せない方でも安心して体験できます。
🌸 121 LE MAL DU PAYS の基本情報
項目 | 詳細 |
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住所 | ソウル特別市 麻浦区 臥牛山路 13キル40 |
営業時間 | 火曜日〜日曜日 13:00〜21:30 |
料金 | 50ml: 44,000ウォン / 100ml: 66,000ウォン |
香料数 | 170種類以上 |
予約 | 不要(但し混雑時は待ち時間あり) |
体験の流れは非常にシンプルで、まず170種類以上のテスター瓶から好みの香りを2つ選択します。香りの確認を繰り返していると嗅覚が疲れてしまうため、コーヒー豆の香りでリセットしながら選ぶのがポイントです。店員さんが好みを聞いて推奨の香り番号を教えてくれるサービスもあります。
香りが決まったら、より強調したい香りを選んで調香をスタートします。完成した香水は、ボトルのキャップカラー、レザーラベルの色、刻印する文字まで自分で選ぶことができ、文字はアルファベット、数字、ハングルから選択可能です。特に自分の名前をハングルで刻印するのは、韓国旅行の記念として人気が高いようです。
聖水「SHIRO」ではオリジナル香水作りと韓国限定香料が楽しめる
2025年4月26日にソウルの聖水エリアにオープンした**「SHIRO」は、日本でも人気の香水ブランドが韓国に進出した注目の工房です。この店舗の特徴は、韓国限定の香りが楽しめることと、北海道とここ聖水店でしか体験できない「ハーブブレンダーラボ」**があることです。
聖水店は1階に香水売り場、2階にコスメと体験ブースが設置されており、混雑している1階を避けて2階でゆっくりと香水選びができます。日本語が話せるスタッフも在籍しているため、言語面での心配はありません。
🌺 SHIRO聖水店のハーブブレンダーラボ詳細
体験内容 | 詳細 |
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料金 | 70,000ウォン(約7,300円) |
体験時間 | 約1時間 |
香りの種類 | 8種類(うち3種類は限定香料) |
特徴 | 実際にハーブを採集する体験付き |
営業時間 | 11:00〜21:00 |
体験の流れは3ステップに分かれており、まず8種類の香りから好みの調合を選択します。5種類はSHIROの定番香りで、残り3種類はスズラン、ホワイトジャスミン、フィグの限定香りとなっています。特にスズランは「幸福を運ぶ花」として韓国でも愛されており、韓国限定の特別な香りです。
次に選んだ調合の比率に合わせて、自分の手でエッセンスを調合していきます。ピペットを使った作業は少し難しいですが、スタッフが丁寧にサポートしてくれるので初心者でも安心です。最後に瓶に浮かべるハーブを選択し、実際にハサミを持ってテラスで生きているハーブを採集するという他では体験できない特別な工程があります。
江南「.NOTE」は本格的な調香師体験ができる
江南エリアにある**「.NOTE(ドットノート)」は、2023年4月にオープンした本格的な香水工房で、まるでプロの調香師になったような本格的な体験**ができることで話題となっています。日本語で検索してもほとんど情報が出てこない隠れた名店ですが、その分特別感のある体験ができます。
この工房の最大の特徴は、60種類以上の香料を組み合わせて、トップ、ミドル、ラストの3段階に分けた本格的な香水作りができることです。体験はタブレットでの動画レクチャーから始まり、ヘッドホンを使って個人で学習を進めるスタイルとなっています。
💎 .NOTE の体験システム
工程 | 内容 | 所要時間 |
---|---|---|
学習 | タブレット動画レクチャー | 30分 |
香料選択 | 60種類以上から選択 | 45分 |
調合作業 | 自分で計量・調合 | 60分 |
完成・撮影 | おしゃれなディスプレイで撮影 | 15分 |
体験者によると、好みの香りの選択からトップ、ミドル、ラストノートの決定、香料の計量、計算まですべて自分で行うため、平均2時間半程度かかることもあるようです。香料の組み合わせで相性の悪いものなども事前に説明されるため、最初は慎重になりがちですが、慣れてくると自由な発想で香りを追加していく楽しさがあります。
アクセス面では少し注意が必要で、Googleナビで検索すると建物の裏側に案内されることがあります。「강남향수공방 닷노트」で検索し、雑居ビルの入口から勇気を出して扉を開けると表に出ることができます。料金は約5,000円程度とリーズナブルで、まだ広く知られていない分、穴場的な体験ができる工房です。
安国「AROMIND」は韓屋の雰囲気で30種類の香料から作成可能
北村韓屋村エリアの安国にある**「AROMIND(アロマインド)」**は、伝統的な韓屋の雰囲気の中で香水作り体験ができる工房です。観光地として人気の安国エリアにあるため、韓屋村見学と合わせて訪れる観光客が多く、KKdayなどの旅行サイトでも予約できます。
この工房では30種類の香料(トップ10種類、ミドル10種類、ベース10種類)から選択して香水を作ります。他の工房と比べると香料の種類は少なめですが、その分初心者にとって選びやすく、約40分から1時間半程度で体験が完了するため、時間に余裕がない方にもおすすめです。
🏯 AROMIND の体験詳細
段階 | 作業内容 | 特徴 |
---|---|---|
説明 | 香水の基礎知識レクチャー | トップ・ミドル・ベース構造の説明 |
試香 | 30種類の香料確認 | 1-5段階で好み評価 |
組み合わせ選択 | 3種類の組み合わせ決定 | 20分の検討時間 |
サンプル作成 | 初回配合で試作 | トップ40%、ミドル40%、ベース20% |
調整 | 配合変更(1回まで) | 最終決定 |
体験の流れは、まず香水についての基礎的な説明から始まります。その後、試香紙に香りをつけてもらい、30種類すべての香料を確認して好みを1-5段階で評価していきます。AROMINDの香料は花の香りやパウダリー系など比較的軽めの香りが多く、重厚な香りは少なめという特徴があります。
最も難しいのが組み合わせ選択の工程で、好きだった香料を3つ組み合わせても、予想とは全く違う香りになることがよくあります。配合変更は1回のみ可能なので、サンプルを作成した段階で慎重に判断することが大切です。完成した香水は天然香料を使用しているため、1ヶ月の熟成期間が必要となります。
延南「Lumiere Parfum」では6回まで調合をやり直せる
延南洞エリアの**「Lumiere Parfum」**は、他の工房とは異なる独特のシステムで香水作りができる工房です。最大の特徴は、6回まで調合をやり直せるシステムで、納得がいくまで香りを調整できることです。
体験の開始時にアンケート形式で好みの香りタイプをチェックし、甘い香りや花の香りなど自分の好みを明確にしてから香料選択に進みます。約30種類の香料からトップノート、ミドルノート、ラストノートそれぞれ3つずつ気に入った香りを選び、店員さんがそれらの中から最適な組み合わせを提案してくれます。
🌈 Lumiere Parfum の調合システム
段階 | 内容 | 特徴 |
---|---|---|
1-3次調合 | 初回ボトルでの調合 | 小さなプラボトルで試作 |
4-6次調合 | 新しいボトルでの調合 | 別の組み合わせで試作 |
最終選択 | 6つの中から1つ選択 | 最も気に入った香りを選択 |
本格調合 | 店員指導のもと作成 | 決定した配合で正式な香水作成 |
1次から3次までは同じボトルで調合を重ね、4次からは新しいボトルで異なる香料を使った調合を試すことができます。この方法により、6種類の異なる香りを比較検討でき、最も気に入ったものを最終的な香水として選択できます。
店員さんとの会話は韓国語が中心ですが、翻訳アプリを使ってコミュニケーションを取ることも可能です。日本人の利用者も多く、店員さんも慣れているため言語の心配はそれほどありません。予約はInstagramのDMからも可能で、比較的柔軟に対応してもらえるのも魅力の一つです。
その他エリアでも香水作りができる工房がある
ソウル市内には、主要エリア以外にも魅力的な香水工房が点在しています。それぞれ独自の特色を持ち、立地や料金、体験内容が異なるため、旅行プランに合わせて選択することが可能です。
明洞・中区エリアでは、観光客向けのアクセスしやすい工房がいくつかあります。明洞は宿泊ホテルからも近く、ショッピングの合間に立ち寄りやすいのが魅力です。一般的には他のエリアよりもやや料金が高めに設定されていることが多いようです。
🗺️ エリア別香水工房の特徴比較
エリア | 特徴 | 料金相場 | アクセス | 日本語対応 |
---|---|---|---|---|
弘大 | 種類豊富・予約不要 | 4,000-7,000円 | 弘大駅徒歩5分 | ○ |
聖水 | 韓国限定香料・体験充実 | 7,000円前後 | 聖水駅徒歩10分 | ○ |
江南 | 本格調香体験 | 5,000円前後 | 江南駅徒歩15分 | △ |
安国 | 韓屋雰囲気・観光地近く | 4,000-6,000円 | 安国駅徒歩10分 | △ |
延南 | 調合やり直し可 | 5,000円前後 | 弘大駅徒歩15分 | △ |
望遠洞エリアは、最近カフェや雑貨店が集まる注目のエリアとして人気が高まっており、香水工房も数店舗あります。比較的静かで落ち着いた雰囲気の中で体験できるのが特徴です。また、カンナム以外の江南エリアにも、地元の人に愛される小さな工房があり、観光客が少ない分、よりパーソナルな体験ができる可能性があります。
これらの工房の多くは、予約制を取っているところが多いため、事前にInstagramやNaverを通じて予約状況を確認することをおすすめします。また、一部の工房では英語対応も可能ですが、基本的には韓国語での対応となるため、翻訳アプリの準備をしておくと安心です。
韓国で香水を作るときの実際の体験内容と注意点
- 香水作り体験の一般的な流れは香料選択からボトル完成まで1-2時間
- 料金相場は50ml約4,000-7,000円で日本より安価
- 予約方法は店舗により異なり事前確認が必要
- 日本語対応の工房もあり言語の心配は少ない
- 初心者でも店員のサポートで安心して体験できる
- キャップやボトルデザインまでカスタマイズできる工房が多い
- まとめ:韓国で香水が作れる体験は思い出作りに最適
香水作り体験の一般的な流れは香料選択からボトル完成まで1-2時間
韓国の香水工房での体験は、どの工房も基本的に似たような流れで進行し、全体で1-2時間程度の所要時間となっています。体験内容は工房によって細かい違いはありますが、大まかな流れを事前に把握しておくことで、より充実した体験ができるでしょう。
まず最初に行われるのが香料の選択です。工房によって30種類から170種類以上まで幅があり、テスター瓶の香りを一つずつ確認していきます。この工程が最も時間がかかる部分で、30-45分程度を要することが多いようです。香りの確認中は嗅覚が疲れるため、多くの工房でコーヒー豆が用意されており、香りをリセットしながら進めることができます。
🕐 香水作り体験の標準的なタイムスケジュール
工程 | 所要時間 | 内容詳細 |
---|---|---|
受付・説明 | 5-10分 | 基本的な流れの説明 |
香料選択 | 30-45分 | テスター確認・好み選択 |
調合作業 | 20-30分 | 実際の香水作成 |
カスタマイズ | 10-15分 | ボトル・ラベル選択 |
完成・撮影 | 5-10分 | 記念撮影・説明 |
調合作業では、選択した香料を実際に混ぜ合わせていきます。多くの工房では店員さんがサポートしてくれるため、初心者でも失敗することはほとんどありません。一部の本格的な工房では、自分でピペットを使って計量する体験もでき、より調香師らしい体験ができます。
最後のカスタマイズ工程では、ボトルのキャップカラーやラベルの色、刻印する文字などを選択します。韓国らしい思い出として、自分の名前をハングルで刻印する人が多いようです。完成した香水は工房の素敵なディスプレイで記念撮影ができ、SNS映えする写真が撮れることも人気の理由の一つです。
料金相場は50ml約4,000-7,000円で日本より安価
韓国での香水作り体験の料金は、50mlで約4,000-7,000円というのが一般的な相場となっています。これは日本の同様の体験と比較するとかなり安価で、韓国旅行の魅力の一つとなっています。料金は工房の立地、体験内容の充実度、使用する香料の種類などによって変動します。
最も安価なのは弘大の「121 LE MAL DU PAYS」で、50ml が44,000ウォン(約4,737円)、100ml が66,000ウォン(約7,105円)となっています。一方、聖水の「SHIRO」のハーブブレンダーラボは70,000ウォン(約7,300円)と少し高めですが、韓国限定の香料やハーブ採集体験が含まれているため、その分付加価値があります。
💰 工房別料金比較表
工房名 | エリア | 50ml料金 | 100ml料金 | 特別料金 |
---|---|---|---|---|
121 LE MAL DU PAYS | 弘大 | 44,000ウォン | 66,000ウォン | ラベル刻印+3,800ウォン |
SHIRO | 聖水 | – | – | 70,000ウォン(体験料) |
.NOTE | 江南 | 約50,000ウォン | – | – |
AROMIND | 安国 | 約45,000ウォン | – | KKday予約可 |
Lumiere Parfum | 延南 | 約50,000ウォン | – | – |
追加オプションも工房によって様々で、レザーラベルへの刻印、特別なボトルデザイン、ギフト用パッケージングなどが用意されています。特に刻印サービスは3,000-5,000ウォン程度の追加料金で利用でき、記念品としての価値を高めてくれます。
日本で同様の体験をする場合、1万円以上かかることも珍しくないため、韓国での香水作り体験はコストパフォーマンスが非常に良いと言えるでしょう。また、韓国ウォンで支払いができるため、両替した現金を有効活用することもできます。
予約方法は店舗により異なり事前確認が必要
韓国の香水工房への予約方法は工房によって大きく異なるため、事前に各工房の予約システムを確認することが重要です。一部の工房は予約不要で当日受付も可能ですが、人気の工房や特別な体験プログラムがある工房は事前予約が必須となっています。
予約不要の工房の代表例は弘大の「121 LE MAL DU PAYS」で、営業時間内であればいつでも立ち寄ることができます。ただし、K-POPアイドルとのコラボで有名になったこともあり、特に週末や韓国の祝日は待ち時間が発生することもあります。日本人観光客も多く訪れるため、平日の午前中が比較的空いているようです。
📱 工房別予約方法一覧
工房名 | 予約方法 | 予約必要性 | 注意点 |
---|---|---|---|
121 LE MAL DU PAYS | 予約不要 | 不要 | 混雑時は待ち時間あり |
SHIRO | 店舗予約 | 推奨 | 週末は混雑必至 |
.NOTE | Naver予約 | 必須 | 韓国語サイトのみ |
AROMIND | KKday/電話 | 必須 | 日本語予約可能 |
Lumiere Parfum | Instagram DM | 推奨 | 翻訳アプリ推奨 |
オンライン予約が必要な工房では、主にNaverの予約システムやInstagramのDMを通じて予約を行います。「.NOTE」のようにNaver予約システムを利用している工房は、韓国語のみの対応となるため、翻訳アプリを使用するか、韓国語ができる方に依頼することをおすすめします。
KKdayなどの旅行サイトを通じて予約できる工房もあり、これらは日本語での予約が可能で、事前決済もできるため安心です。ただし、現地価格よりも若干高めに設定されていることもあるため、料金を比較検討することをおすすめします。
日本語対応の工房もあり言語の心配は少ない
韓国語に不安がある方にとって心配なのが言語の問題ですが、多くの香水工房では日本語対応が可能であったり、日本語説明書が用意されていたりするため、それほど心配する必要はありません。特に日本人観光客が多く訪れる工房では、積極的に日本語サービスを提供しています。
弘大の「121 LE MAL DU PAYS」では、日本語ができる店員さんが常駐しており、日本語の説明書も完備されています。香料の説明から調合方法、ボトルのカスタマイズまで、すべて日本語でサポートを受けることができます。また、聖水の「SHIRO」も日本発のブランドということもあり、日本語対応スタッフが在籍しています。
🌐 言語サポート状況
工房名 | 日本語スタッフ | 日本語説明書 | 英語対応 | コミュニケーション方法 |
---|---|---|---|---|
121 LE MAL DU PAYS | ○ | ○ | ○ | 直接対話可能 |
SHIRO | ○ | ○ | ○ | 直接対話可能 |
.NOTE | △ | × | △ | 翻訳アプリ推奨 |
AROMIND | △ | △ | ○ | 基本的な英語対応 |
Lumiere Parfum | × | × | △ | 翻訳アプリ必須 |
日本語対応が限られている工房でも、翻訳アプリを使用すれば十分にコミュニケーションを取ることができます。特に香水作りは視覚的・感覚的な作業が中心のため、言語が完全に通じなくても体験に支障をきたすことは少ないでしょう。
多くの工房の店員さんは、日本人観光客の対応に慣れているため、身振り手振りや簡単な英語でも十分理解してもらえます。また、香料の番号や調合の比率など、数字で表現できる部分が多いため、具体的な指示は比較的伝えやすいのも特徴です。
初心者でも店員のサポートで安心して体験できる
香水作りが初めての方でも、韓国の香水工房では親切丁寧なサポートが受けられるため、安心して体験することができます。多くの工房では、香水の基本的な知識から調合のコツまで、ステップバイステップで教えてもらえます。
初心者向けのサポートが特に充実しているのは、安国の「AROMIND」です。体験開始時に香水の基礎知識レクチャーがあり、トップノート、ミドルノート、ベースノートの関係性や、香りの持続時間について詳しく説明してもらえます。また、30種類の香料を試香する際も、どのような系統の香りなのかを丁寧に説明してくれます。
🎓 初心者向けサポート内容
サポート項目 | 詳細内容 | 提供工房例 |
---|---|---|
基礎知識レクチャー | 香水の構造・香りの変化について | AROMIND、SHIRO |
香料の特徴説明 | 各香料の系統・特徴の詳細説明 | 121 LE MAL DU PAYS |
調合アドバイス | 好みに合わせた組み合わせ提案 | Lumiere Parfum |
技術的サポート | ピペット使用方法・計量サポート | .NOTE |
トラブル対応 | 失敗時のやり直し・修正対応 | 多くの工房で対応 |
調合作業では、香料の分量や混ぜる順序など、技術的な部分でのサポートも充実しています。特に「.NOTE」のような本格的な工房では、ピペットの使い方から正確な計量方法まで、プロの技術を学ぶことができます。初めてでも失敗しないよう、店員さんが隣について指導してくれるため安心です。
また、香りの組み合わせで迷った場合は、好みの香りタイプを伝えることで、店員さんがおすすめの組み合わせを提案してくれます。「柑橘系が好き」「甘い香りが苦手」など、大まかな好みを伝えるだけでも、適切なアドバイスを受けることができるでしょう。
キャップやボトルデザインまでカスタマイズできる工房が多い
韓国の香水工房の大きな魅力の一つが、香りだけでなくボトルのデザインまでカスタマイズできることです。多くの工房では、キャップの色、ラベルのデザイン、刻印する文字など、細部まで自分好みにアレンジすることができ、世界に一つだけの香水を作ることができます。
最もカスタマイズオプションが豊富なのは弘大の「121 LE MAL DU PAYS」で、キャップカラー、レザーラベルの色、刻印文字をそれぞれ自由に選択できます。刻印文字はアルファベット、数字、ハングルから選択可能で、特に自分の名前をハングルで刻印するのが韓国旅行の記念として人気があります。
🎨 カスタマイズオプション比較
カスタマイズ項目 | 121 LE MAL DU PAYS | SHIRO | .NOTE | その他工房 |
---|---|---|---|---|
キャップカラー | 5色以上 | 限定色あり | 2-3色 | 工房により異なる |
ラベルデザイン | レザー系多数 | シンプル系 | モダン系 | 工房の個性による |
刻印文字 | 英数字・ハングル | 英数字のみ | 英数字のみ | 工房により異なる |
特別オプション | ギフト包装 | ハーブ入り | おしゃれ撮影 | – |
SHIROでは、調合した香水にハーブを浮かべることができ、見た目にも美しい仕上がりになります。使用するハーブは韓国の品種も含まれており、チョウセンシラベやチョウセンゴヨクなど、韓国らしい特別感のあるハーブを選択することができます。実際にテラスでハーブを採集する体験も含まれているため、より愛着のある香水が完成します。
「.NOTE」では、完成した香水を工房内のおしゃれなディスプレイで撮影することができ、SNS映えする写真が撮れることで人気があります。工房自体がインスタ映えするデザインになっているため、香水作りの過程から完成まで、すべてが記念になる体験となっています。
まとめ:韓国で香水が作れる体験は思い出作りに最適
最後に記事のポイントをまとめます。
- 韓国には弘大・聖水・江南など各エリアに個性的な香水工房が点在している
- 料金は50ml約4,000-7,000円で日本より安価で体験できる
- 170種類以上の香料から選べる工房もあり選択肢が豊富である
- 予約不要の工房もあるが人気店は事前予約が安心である
- 多くの工房で日本語対応が可能で言語の心配は少ない
- 初心者でも店員の丁寧なサポートで安心して体験できる
- 体験時間は1-2時間程度で観光の合間に組み込みやすい
- キャップやラベルなどボトルデザインまでカスタマイズ可能である
- 韓国限定の香料や伝統的な香りを使った特別な体験ができる
- ハングルでの名前刻印など韓国らしい記念品が作れる
- SNS映えする工房デザインで撮影も楽しめる
- 完成した香水は世界に一つだけの特別な旅の思い出になる
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://fytte.jp/news/lifestyle/211988/
- https://www.instagram.com/p/Cv9z-h0pdMU/
- https://joah-girls.com/articles/NHOCB
- https://jp.trip.com/moments/detail/gangnam-gu-2016458-120026016/
- https://ameblo.jp/lovekorean-english/entry-12836809566.html
- https://more.hpplus.jp/influencers/blg/iichan/l-news/119126/
- https://ameblo.jp/swjapan5/entry-12908106297.html
- https://www.happysunnyday.net/entry/aromaind
- https://kazu-arr.com/kousui/