台湾発の革新的な茶香水ブランド「p.seven茶香水」をご存知でしょうか。日本橋にある誠品生活日本橋店では、この特別な台湾茶香水を実際に体験し、購入することができます。台湾茶文化の深い歴史から生まれた香水は、従来の香水とは一線を画す独特な魅力を持っています。
本記事では、p.seven茶香水の誠品生活日本橋店での取り扱い状況から、ブランドの背景、商品ラインナップ、店舗の雰囲気まで、徹底的に調査した情報をお届けします。台湾茶の香りに興味がある方、新しい香水体験を求めている方、そして誠品生活日本橋店での買い物を検討している方にとって、貴重な情報となるでしょう。
この記事のポイント |
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✅ p.seven茶香水の誠品生活日本橋店での基本情報と営業状況 |
✅ 台湾茶文化から生まれた革新的な香水ブランドの背景 |
✅ 豊富な商品ラインナップと各香りの特徴・魅力 |
✅ 限定商品や特別企画の詳細情報 |
p.seven茶香水と誠品生活日本橋店の基本情報
- p.seven茶香水は台湾茶文化から生まれた革新的な香水ブランド
- 誠品生活日本橋店は台湾文化を体験できる日本初の拠点
- 店舗へのアクセスと営業時間は事前確認が必要
- 店内のデザインは日台文化が融合した特別な空間
- 限定商品や特別企画が定期的に開催されている
- オンラインストアでも商品購入が可能
p.seven茶香水は台湾茶文化から生まれた革新的な香水ブランド
p.seven茶香水は、台湾茶香水発祥のブランドとして、これまでにない独特な香水体験を提供しています。創立者の潘(PAN)氏は、ティーマスターとして深い茶の知識を持ち、大のお茶好きとして知られています。このブランドの誕生には、台湾茶文化の美しい伝統が深く関わっています。
台湾茶文化において、最初の一杯は茶器を嗅ぐという習慣があります。この茶器は**「聞香杯」**と呼ばれ、お茶を注いだ後に残る香りを楽しむための特別な器具です。潘氏は、この聞香杯に残ったお茶の香りを香水として残したいという思いから、革新的な茶香水の開発に取り組みました。
その結果生まれたのが、**キンセン茶香水(台湾版:茗香水)**です。これがp.seven茶香水の原点となり、現在に至るまで多くの人々に愛され続けています。台湾茶の持つ自然な甘み、深み、そして複雑な香りの層を香水として表現することで、従来の香水とは全く異なる体験を提供しています。
ブランド名の「p.seven」には特別な意味が込められています。これは創立者の潘氏の「P」と、「Seven」という数字の組み合わせですが、一般的には「Seven」は完璧や神秘を表す数字として知られています。台湾茶の7つの香りの層を表現しているという解釈もあり、ブランドの深い哲学を感じさせます。
現在では、p.seven茶香水は台湾を代表する香水ブランドとして国際的にも注目を集めており、日本の誠品生活日本橋店での展開により、日本の消費者にもその魅力が広く知られるようになりました。
誠品生活日本橋店は台湾文化を体験できる日本初の拠点
誠品生活日本橋店は、2019年9月27日に開幕した誠品集団初の日本進出店舗です。台湾では「質感」と「文青(文化系青年)」の象徴として親しまれている誠品が、ついに日本橋という歴史ある街に上陸しました。この店舗は、台湾の文化や商品を日本で体験できる貴重な拠点として位置づけられています。
📍 基本情報
項目 | 詳細 |
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店舗名 | 誠品生活日本橋店 |
住所 | 東京都中央区日本橋室町3-2-1 COREDO室町テラス2階 |
電話番号 | +813-6910-3969 |
通常営業時間 | 11:00~19:00 |
アクセス | 東京metro銀座線、半藏門線「三越前」駅地下直達 |
誠品生活日本橋店は、単なる台湾商品の販売店ではありません。誠品書店、誠品生活市集、誠品生活expoなど、複数のエリアで構成されており、それぞれ異なる台湾文化の側面を体験できます。p.seven茶香水は、このうち誠品生活市集エリアで取り扱われています。
店舗には、p.seven茶香水以外にも、富錦樹台菜香檳、王德傳茶莊、DAYLILY、阿原など、多数の台湾オリジナルブランドが出店しています。これらのブランドの多くは、誠品生活日本橋店が海外初出店となっており、日本で台湾文化を体験したい方にとって非常に貴重な場所となっています。
特に注目すべきは、店舗のコンセプトです。「古今交錯、新舊融合」をテーマに、日本の伝統的な「暖簾」を活用して空間を区切り、江戸時代の街景を再現しています。この日台文化の融合は、p.seven茶香水の商品展示にも反映されており、訪問者に特別な体験を提供しています。
店舗へのアクセスと営業時間は事前確認が必要
誠品生活日本橋店へのアクセスは非常に便利で、複数の交通手段から選択できます。しかし、営業時間については短縮営業の可能性があるため、訪問前の確認が重要です。
🚇 詳細アクセス情報
交通手段 | 路線 | 最寄り駅 | 所要時間 |
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地下鉄 | 東京metro銀座線・半藏門線 | 三越前駅 | 地下直達 |
JR | 横須賀線・総武快速線 | 新日本橋駅 | 地下直達 |
JR | 中央線・山手線・京濱東北線 | 神田駅 | 徒歩4分 |
JR | 各線 | 東京駅 | 徒歩9分 |
最もアクセスしやすいのは、三越前駅からの地下直達ルートです。雨の日でも濡れることなく店舗まで到達できるため、p.seven茶香水の買い物には最適です。東京駅からも徒歩9分と近く、観光の際にも立ち寄りやすい立地にあります。
営業時間に関しては、基本的には平日・土日祝日ともに11:00-19:00となっていますが、現在は営業短縮の措置が取られている可能性があります。特に、新型コロナウイルスの影響により、営業時間が変更される場合があるため、訪問前には必ず公式サイトやSNSで最新情報を確認することをおすすめします。
また、p.seven茶香水の取り扱い状況についても、店舗に直接電話で確認することで、確実に商品を見ることができます。特に人気商品や限定商品については、売り切れの可能性もあるため、事前の確認が賢明です。
駐車場については、COREDO室町テラス内の駐車場を利用できますが、日本橋という立地の特性上、公共交通機関の利用が推奨されています。電車でのアクセスの方が確実で、時間も読みやすいでしょう。
店内のデザインは日台文化が融合した特別な空間
誠品生活日本橋店の店内デザインは、台湾の著名建築師姚仁喜氏が手がけた特別な空間となっています。姚氏は「蘭陽博物館」や「法鼓山農禪寺」など、多数の知名作品を手がけた実績を持つ建築師で、この店舗でも「古今交錯、新舊融合」をコンセプトにした独創的なデザインを実現しています。
🏛️ 店内デザインの特徴
デザイン要素 | 詳細 | 文化的意味 |
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暖簾 | 日本伝統の藍色暖簾で空間区切り | 江戸時代の街景再現 |
九宮燈 | 春夏秋冬四色の照明 | 台湾書法家董陽孜の作品演繹 |
文学長廊 | 30メートルの読書空間 | 誠品敦南店の雰囲気継承 |
ㄇ字型鋁框 | アーチ状のアルミフレーム | モダンと伝統の融合 |
特に印象的なのは、藍色の暖簾を使用した空間演出です。この暖簾は単なる装飾ではなく、江戸時代の街景を現代に蘇らせる重要な役割を果たしています。p.seven茶香水のコーナーでも、この暖簾の演出により、まるで昔ながらの商店街で香水を選んでいるような特別な体験ができます。
店内の四つの角に配置された春夏秋冬四色九宮燈も見どころの一つです。これらの照明は、台湾当代書法家の董陽孜氏が手がけた書法作品を演繹したもので、日本の俳句名家松尾芭蕉の作品を漢字で表現しています。この文化的な交流は、p.seven茶香水の「台湾茶文化を香りで表現する」というコンセプトと見事に調和しています。
誠品選書専区では、台湾繁体字と日文書籍が厳選されており、読書文化の側面からも台湾を感じることができます。また、時下の話題に応じた「専科本棚」では、社会的なテーマも取り上げられており、知的な刺激も得られる空間となっています。
p.seven茶香水が展示されているエリアは、この全体的なデザインコンセプトの中で、台湾の香り文化を最も直接的に体験できる場所として位置づけられています。商品の陳列も、単純な販売ではなく、文化体験の一部として演出されているのが特徴的です。
限定商品や特別企画が定期的に開催されている
誠品生活日本橋店では、p.seven茶香水の限定商品や特別企画が定期的に開催されており、これが店舗ならではの大きな魅力となっています。特に注目すべきは、毎年7月に開催される「茶香水月」という特別なイベントです。
🌟 茶香水月の特別企画
期間 | 企画名 | 内容 |
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7月1日〜7月15日(前半) | スマートセット | 金萱茶+選べる香り10ml |
7月16日〜7月31日(後半) | 茗香水+金萱桂花セット | 25mL 2本セット |
7月全期間 | 原住民・客家3mlセット | 4種類の香り体験セット |
限定企画 | タピオカシリーズ | 3種類のミルクティー香水 |
茶香水月期間中は、通常では手に入らない限定セット商品が多数登場します。特に人気なのが「台湾茗香水+金萱桂花 25mL 2本セット」で、p.seven茶香水の原点となる2つの香りを同時に体験できる貴重な機会となっています。
また、原住民・客家シリーズの3mlセットは、台湾の三大文化「原住民・客家・閩南(ミンナン)」を香りで表現した作品群から厳選された4種類(ハンター、アニミズム、オリエンタルビューティー、ルビー)をお試しサイズで楽しめます。これは2017年のp.seven独自イベントで誕生した特別なシリーズで、台湾の深い歴史・風土・人々の暮らしを感じられるラインナップとなっています。
さらに話題となっているのが、タピオカシリーズです。黒糖珍奶(黒糖タピオカミルクティー)、奶緑珍珠(緑茶ミルクティー)、巧克力珍奶(チョコレートミルクティー)の3種類が展開されており、台湾のポップカルチャーを香りで表現した革新的な商品となっています。
これらの限定企画は、店舗での販売とオンラインでの販売が同時に行われますが、数量限定のため早期に売り切れることも多く、最新情報はSNSで随時更新されています。
オンラインストアでも商品購入が可能
誠品生活日本橋店への訪問が難しい方でも、p.seven茶香水の魅力を体験できるよう、オンラインストアでの販売も充実しています。公式サイト「https://psevenjp.official.ec/」では、店舗と同様の商品ラインナップを取り揃えており、詳細な商品説明とともに購入が可能です。
💻 オンラインストアの特徴
特徴 | 詳細 | メリット |
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商品情報 | 詳細な香りの説明付き | 自宅でじっくり検討可能 |
限定商品 | 店舗と同様の限定品販売 | 地方在住者もアクセス可能 |
セット商品 | お得なセット価格 | 初心者にも選びやすい |
配送サービス | 全国対応 | 確実な商品受け取り |
オンラインストアでは、各商品の香りの詳細説明が充実しており、トップノート、ミドルノート、ラストノートまで詳しく記載されています。例えば、金萱桂花については「レモン、スイートオレンジ、クラリセージ、キンモクセイ、スズラン、ウーロン茶、シダー、サンダルウッド、クアヤックウッド、パチョリ、オークモス、ムスク」といった具体的な香料構成が明記されており、購入前にイメージを掴みやすくなっています。
特に便利なのが、3mlサイズの展開です。初めてp.seven茶香水を試す方にとって、まずは小さなサイズから始められるのは大きなメリットです。金萱桂花の3ml(4,250円)から始めて、気に入ったら25ml(16,500円)に移行するという段階的な購入が可能です。
また、オンラインストア限定のお得なセット商品も魅力的です。奉茶ディスカバリーセット(3ml×3種類)や紅茶ディスカバリーセット(3ml×3種類)など、複数の香りを一度に体験できるセットが用意されており、p.seven茶香水の世界観を幅広く楽しめます。
配送に関しては全国対応となっており、商品の性質上、温度管理にも配慮した配送方法が採用されています。香水という繊細な商品を安全に届けるための工夫が随所に見られ、安心して購入できる環境が整っています。
p.seven茶香水の商品ラインナップと誠品生活日本橋店での体験
- 台湾茗香水はブランドの原点となる看板商品
- 金萱桂花は幼少期の記憶から生まれた人気の香り
- 奉茶シリーズは台湾茶の魅力を存分に味わえるライン
- 原住民・客家シリーズは台湾の歴史と文化を香りで表現
- 限定商品やコラボ商品も店舗ならではの特別な魅力
- 茶香水月などの特別企画で普段手に入らない商品に出会える
- まとめ:p.seven茶香水と誠品生活日本橋店で台湾の香り文化を体験
台湾茗香水はブランドの原点となる看板商品
台湾茗香水は、p.seven茶香水ブランドで最初に生まれた記念すべき香水であり、現在でも最も重要な看板商品として位置づけられています。この香水には、ブランド創立者の潘氏の茶に対する深い愛情と、台湾茶文化への敬意が込められています。
香りの構成は、時間の経過とともに三段階に変化する**「香水三重奏」**として設計されています。この独特な構造は、台湾茶の持つ複雑な香りの層を香水として表現する革新的な試みであり、従来の香水では体験できない特別な魅力を持っています。
🍃 台湾茗香水の香りの変化
段階 | 香りのテーマ | 主要成分 | 体験できる感覚 |
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トップ(Forest) | 森の瑞々しさ | 杉、乳香、台湾ヒノキ | 雨上がりの森の清涼感 |
ミドル(Tea) | 茶の安らぎ | 春茶-金萱茶 | ミルクのような甘い包容感 |
ラスト(Ink) | 墨の優雅 | スパイクナード、ムスク、パチョリ、トンカビーン | 上品で格式高い落ち着き |
トップノートでは、台湾の山林を思わせる清涼で甘く瑞々しい樹々の息吹を感じることができます。杉と台湾ヒノキの組み合わせは、まさに台湾の自然環境を象徴しており、乳香が加わることで神秘的な深みが演出されています。この段階では、深呼吸したくなるような自然の清々しさが印象的です。
ミドルノートに移行すると、p.seven茶香水の核心である金萱茶の香りが現れます。金萱茶特有のミルクのような甘い香りは、台湾茶愛好家にとって非常に馴染み深いものですが、それを香水として表現することで、新たな感動を提供しています。この段階では、温かく包容力のある安らぎを感じることができます。
ラストノートでは、上品で格式高い墨の香りが展開されます。スパイクナード、ムスク、パチョリ、トンカビーンの組み合わせは、東洋的な美意識を表現しており、知的で洗練された印象を与えます。なお、使用されているムスクは動物性ではなく、合成香料を使用しているため、動物愛護の観点からも安心して使用できます。
誠品生活日本橋店では、この台湾茗香水を**3ml(4,250円)と25ml(実際の価格は要確認)**の2サイズで取り扱っており、初心者から愛用者まで幅広いニーズに対応しています。特に、リラックスタイムやおやすみ前の使用に適しており、深呼吸したくなるような心地よさが特徴的です。
金萱桂花は幼少期の記憶から生まれた人気の香り
金萱桂花は、調香師である潘氏の幼少期の記憶から生まれた特別な香水で、p.seven茶香水の中でも特に人気の高い商品の一つです。2012年に台湾で初めて登場した金萱茶の香水「台湾茗香水」に、**キンモクセイ(桂花)**の香りを加えることで、エレガントなフローラルティーの香りが完成しました。
この香水の魅力は、記憶の中の台湾を香りで表現している点にあります。金木犀とレモンが優しく香り、ふんわりと明るい印象を与えるこの香りは、まさに台湾の日常風景を思い起こさせる親しみやすさを持っています。
🌸 金萱桂花の香料構成
香料カテゴリー | 具体的な香料 | 印象・効果 |
---|---|---|
シトラス系 | レモン、スイートオレンジ | 明るく爽やかな第一印象 |
ハーブ系 | クラリセージ | 清涼感と知的な印象 |
フローラル系 | キンモクセイ、スズラン | 優雅で女性らしい甘さ |
ティー系 | ウーロン茶 | 台湾茶文化の核心部分 |
ウッディ系 | シダー、サンダルウッド、クアヤックウッド | 落ち着きと深み |
アーシー系 | パチョリ、オークモス | 自然な土の香りと複雑性 |
ムスク系 | ムスク(合成) | 肌に馴染む温かみ |
金萱桂花の大きな特徴は、その万人に愛される香りの性質にあります。金木犀の甘く優雅な香りは、日本人にとっても非常に馴染み深く、秋の風景を思い起こさせる郷愁感を持っています。これに台湾茶の深みが加わることで、東洋的でありながら普遍的な美しさを表現しています。
使用シーンとしては、日中のお出かけやオフィスシーンに特に適しているとされています。強すぎず、それでいて存在感のある香りは、ビジネスシーンでも違和感なく使用でき、周囲に不快感を与えることなく、上品な印象を演出できます。
誠品生活日本橋店では、金萱桂花を**3ml(4,250円)と25ml(16,500円)**の両サイズで取り扱っています。特に3mlサイズは、「最初は小さくお試ししたい方におすすめ」として位置づけられており、p.seven茶香水初体験の方にとって最適な入門商品となっています。
また、茶香水月期間中には、台湾茗香水との2本セットとしても販売されており、ブランドの原点となる香りと人気商品の両方を同時に体験できる貴重な機会となっています。朝と夜、気分やシーンに合わせた香りの使い分けを楽しめるため、香水愛好家からも高い評価を得ています。
奉茶シリーズは台湾茶の魅力を存分に味わえるライン
奉茶シリーズは、p.seven茶香水の中でも台湾茶の魅力を最も直接的に表現したラインとして位置づけられています。「奉茶」という言葉には、お茶を敬意を持って提供するという台湾茶文化の精神が込められており、この精神を香りとして表現することで、より深い台湾茶体験を提供しています。
このシリーズは、台湾茶の多様性を反映して複数の香りで構成されており、それぞれが異なる茶葉の特性や製法の違いを香りで表現しています。茶葉の持つ自然な甘み、渋み、そして独特の発酵香を、香水として再構築することで、嗅覚による茶体験という新しい楽しみ方を提案しています。
☕ 奉茶シリーズの特徴
特徴項目 | 詳細 | 文化的意味 |
---|---|---|
コンセプト | 台湾茶文化の精神を香りで表現 | 「奉茶」の敬意と おもてなし |
香りの構成 | 実際の茶葉の香り成分を分析 | 科学的アプローチによる再現 |
使用場面 | 瞑想、リラックス、集中時 | 茶を飲む時の心境再現 |
季節性 | 四季に応じた茶葉の変化表現 | 台湾の自然環境との調和 |
奉茶シリーズでは、台湾茶の製茶過程で生まれる独特な香りにも注目しています。茶葉の萎凋(いちょう)、揉捻(じゅうねん)、発酵、焙煎といった各工程で生まれる香りの変化を、香水の時間的変化として表現することで、まさに「香りで味わう台湾茶」という体験を可能にしています。
特に印象的なのは、高山茶特有の清冽な香りと、凍頂烏龍茶の深い焙煎香の対比です。これらの異なる茶葉の特性を香水として表現することで、台湾茶の多様性と奥深さを伝えています。また、季節による茶葉の品質変化も考慮されており、春茶の若々しい新鮮さから、秋茶の成熟した深みまで、季節感も香りに込められています。
誠品生活日本橋店では、奉茶シリーズを**ディスカバリーセット(3ml×3種類、9,680円)**として取り扱っており、複数の香りを同時に体験できるようになっています。これにより、台湾茶の多様性を効率的に体験でき、自分の好みに最も合う香りを見つけることができます。
また、茶香水月などの特別企画では、お茶シリーズ3mlセットとして、奉茶ディスカバリー3種セット、紅茶ディスカバリー3種セット、台湾茗香水、金萱桂花の合計8本がセットになった特別商品も提供されており、p.seven茶香水のお茶系香りを網羅的に体験できる貴重な機会となっています。
原住民・客家シリーズは台湾の歴史と文化を香りで表現
原住民・客家シリーズは、p.seven茶香水の中でも特に文化的・歴史的価値の高いラインとして位置づけられています。このシリーズは、2017年に開催されたp.seven独自のイベントで誕生し、台湾三大文化である「原住民・客家・閩南(ミンナン)」を香りで表現した作品群です。
台湾の多様な文化的背景を香りという形で表現することで、単なる香水を超えて、文化的教育的価値を持つ商品として展開されています。各香りには、それぞれの文化圏で使用される伝統的な植物や、儀式で用いられる香料、そして日常生活に根ざした香りの記憶が込められています。
🏛️ 原住民・客家シリーズ主要商品
商品名 | 文化的背景 | 香りの特徴 | 主要成分 |
---|---|---|---|
ハンター | 台湾先住民文化 | スッキリとしたスパイシーウッディ | 馬告、檳榔、ライスワイン、台湾ヒノキ |
アニミズム | 原住民の自然信仰 | ハーブオーシャン系 | ビンロウの葉、ゲットウ、チチコグサ、ラベンダー |
オリエンタルビューティー | 客家文化と東方美人茶 | 懐かしいフローラル系 | シャンパン、ローズ、東方美人茶、ムスク |
ルビー | 客家の茶文化 | 紅茶とキンモクセイ | 日月潭紅茶、金木犀、シトラスオレンジ |
ハンターは、台湾先住民の狩猟文化を表現した香水で、台湾特有の素材である馬告(マーガオ、山胡椒)、檳榔(ビンロウ)、小米酒(ライスワイン)、台湾ヒノキなど、天然由来の成分を使用しています。この香りは、まるで大自然に囲まれてヒーリングをしているような体験ができると評価されており、ご自宅にいながら森林浴をしているようなリラックス効果があります。
アニミズムは、原住民の自然崇拝(汎霊論)を表現したハーブオーシャン系の香りです。ビンロウの花に太陽の光が差し込んでいる時の散歩や、海風が森の中へと生命力と風を届ける様子を香りで表現しています。ビンロウの葉とゲットウが大自然の緑を表し、チチコグサ、ラベンダー、ローズゼラニウムが柔らかで上品なハーブの香りを演出し、ミントが海風を表現しています。
オリエンタルビューティーは、客家文化を基調とし、東方美人茶の香りを中心に構成されています。昔懐かしい記憶と月神からインスピレーションを受けたこの香りは、生姜の酢漬けを食べていた頃の記憶や、太陽と月に染められた布に包まれる東洋の美女のイメージを表現しています。
誠品生活日本橋店では、これらの香りを**3ml(3,250円〜3,250円)や10ml(9,880円)**で個別購入できるほか、茶香水月限定の4種セットとして特別価格で提供されることもあります。これにより、台湾の深い歴史・風土・人々の暮らしを香りを通じて体験することができます。
限定商品やコラボ商品も店舗ならではの特別な魅力
誠品生活日本橋店では、p.seven茶香水の限定商品やコラボ商品が定期的に展開されており、これが店舗ならではの特別な魅力となっています。これらの商品は、通常のラインナップでは体験できない独特な香りや、特別なパッケージデザインを楽しむことができます。
特に注目されているのが、江戸紫と府城香というコラボレーション商品です。これらは、日本と台湾の文化的交流を香りで表現した革新的な作品として位置づけられています。
🎨 コラボ・限定商品ラインナップ
商品名 | 容量・価格 | コンセプト | 特別な特徴 |
---|---|---|---|
江戸紫 | 30ml・16,830円 | 日本の伝統色と藤の花 | 日台文化融合の象徴 |
府城香 | 30ml・13,200円 | 台南の歴史的街並み | 300年の歴史を香りで表現 |
ARK | 50ml・29,700円 | CANJUNEとのコラボ | 植物の方舟をテーマ |
タピオカシリーズ | 各種・8,800円 | 台湾ポップカルチャー | ミルクティーの香り |
江戸紫は、日本の伝統色である「江戸紫」をインスピレーションとした香水で、藤の花を核とした構成になっています。トップノートではベルガモット、グレープフルーツ、ライチ、カルダモン、よもぎ、タイムが爽やかに香り、ミドルノートでゼラニウム、ローズ、ジャスミン、藤、紅茶が華やかに展開し、ラストノートでアンバー、シダー、ウッディスモーク、畳、ムスクが優雅に締めくくります。
特に興味深いのは、香りの中に**「畳」**の要素が含まれている点です。これは日本の生活文化を香りで表現した革新的な試みであり、まさに日台文化の融合を体現している商品と言えるでしょう。霧がかったピンク色のフローラルな香りは、江戸紫の深みのある華麗で個性的な色合いを見事に表現しています。
府城香は、台湾南部の台南市の古い名称である「府城」から名付けられた香水で、約300年の歴史を持つ街の文化的な深みを香りとして表現しています。線香、乳香、サンダルウッド、パチョリ、クローブ、シナモン、フェンネル、アニス、ヨモギ、ガイアックウッド、バーチタール、バニラという複雑な香料構成により、台南の街角や路地裏に息づく歴史の物語を感じることができます。
**ARK(アーク)**は、CANJUNE(カンジューン)とのコラボレーション商品で、「香りの舟に万物の植物をのせる」をテーマに掲げています。旧約聖書の『ノアの方舟』からインスピレーションを受けたこの商品は、山間の霧に包まれた癒しの島、霧の中の船がゆく情景を表現しており、パッケージデザインも蓋を開けると花びらが開くイメージでデザインされています。
これらの限定・コラボ商品は、誠品生活日本橋店での店頭販売とオンラインストアでの販売が同時に行われますが、数量限定のため早期に完売することも多く、最新情報をSNSで確認することが重要です。
茶香水月などの特別企画で普段手に入らない商品に出会える
p.seven茶香水と誠品生活日本橋店の最大の魅力の一つは、茶香水月をはじめとする特別企画です。これらの企画では、普段手に入らない限定商品や、特別価格でのセット販売が行われ、p.seven茶香水の世界をより深く体験できる貴重な機会となっています。
茶香水月は毎年7月に開催される最大級のイベントで、「Seven=7」月という数字の意味を込めた特別な期間です。この期間中は、お得なセット商品、日頃販売していない限定商品、そして特別企画商品が多数登場し、p.seven茶香水ファンにとって見逃せないイベントとなっています。
🎪 茶香水月2025年の特別企画
企画名 | 価格 | 内容 | 限定数 |
---|---|---|---|
台湾茗香水+金萱桂花セット | 27,500円 | 25mL×2本 | – |
原住民・客家4種セット | 11,990円 | 3mL×4本 | – |
お茶シリーズ3mlセット | 22,330円 | 8本セット | 20セット限定 |
タピオカシリーズ3点セット | 8,800円 | 3種類の香り | 20セット限定 |
1.5ml+ムエットセット | 1,777円 | 全種類のムエット付き | 10名限定 |
特に注目すべきは、お茶シリーズ3mlセットです。奉茶ディスカバリー3種セット、紅茶ディスカバリー3種セット、台湾茗香水、金萱桂花の合計8本がセットになった特別商品で、p.seven茶香水を代表するお茶の香りを一挙に楽しめる超お得な限定セットとなっています。店頭・オンラインそれぞれ先着20名様限定という希少性も魅力です。
タピオカシリーズ3点セットは、台湾のポップカルチャーを香りで表現した革新的な商品です。黒糖珍奶(黒糖タピオカミルクティー)、奶緑珍珠(緑茶ミルクティー)、巧克力珍奶(チョコレートミルクティー)の3種類がセットになっており、それぞれ異なる甘さレベル(77%、25%、120%!)で設計されています。
最もユニークなのが、1.5ml+オールムエットプレゼントという企画です。わずか1,777円で、原住民・客家シリーズから好きな香り1本(1.5ml)と、p.seven茶香水のメイン商品17種類すべてのムエット(試香紙)がセットになっています。これは、遠方にお住まいで店舗まで試しに来られない方や、POPUPを逃してしまった方に向けた特別な配慮となっています。
また、スマートセットや加価購商品など、一定金額以上購入者向けの特典も充実しており、まとめ買いを検討している方にとって非常にお得な機会となっています。ピロースプレーが通常価格よりお得に購入できる加価購制度は、4,250円以上の購入で3,410円という特別価格でピロースプレーを追加できるシステムです。
これらの特別企画の最新情報は、p.seven茶香水の公式SNSアカウント(@p.seven.japan)で随時更新されており、売り切れる前に情報をキャッチすることが重要です。
まとめ:p.seven茶香水と誠品生活日本橋店で台湾の香り文化を体験
最後に記事のポイントをまとめます。
- p.seven茶香水は台湾茶文化の「聞香杯」からインスピレーションを得た革新的な香水ブランドである
- 誠品生活日本橋店は2019年9月27日開幕の台湾文化体験拠点として機能している
- 店舗は東京都中央区日本橋室町のCOREDO室町テラス2階に位置し複数路線からアクセス可能である
- 営業時間は基本的に11:00-19:00だが短縮営業の可能性があるため事前確認が必要である
- 店内デザインは台湾建築師姚仁喜による日台文化融合の特別な空間となっている
- 台湾茗香水はブランドの原点商品で森・茶・墨の三段階香りの変化が特徴である
- 金萱桂花は調香師の幼少期記憶から生まれた万人に愛される人気商品である
- 奉茶シリーズは台湾茶の魅力を直接的に表現したラインナップである
- 原住民・客家シリーズは台湾三大文化を香りで表現した文化的価値の高い商品群である
- 江戸紫や府城香などの限定・コラボ商品が店舗ならではの特別な魅力を提供している
- 毎年7月の茶香水月では普段手に入らない限定商品や特別セットが多数登場する
- オンラインストアでも豊富な商品ラインナップと詳細な商品説明で購入可能である
- 3mlサイズから25ml以上まで多様なサイズ展開で初心者から愛用者まで対応している
- タピオカシリーズなど台湾ポップカルチャーを表現した革新的商品も展開されている
- 台湾茶の製茶工程や季節変化まで考慮した科学的アプローチによる香り構成が特徴である
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://www.panseven.com/pages/location-asia
- https://www.facebook.com/photo.php?fbid=3296900500364572&id=451590278228956&set=a.2581119138609382
- https://www.panseven.com/en/pages/location-asia
- https://m.facebook.com/PanSe7en/photos/潘さん日本へ行きます全球被疫情影響了三年pseven創辦人潘雨晴即將要到日本舉行演講見面會了這次將會在日本與大家分享三款奉茶系列香水首度在日本發表-富里有人-氣/5566720053382594/
- https://psevenjp.official.ec/
- https://www.instagram.com/p.seven.japan/
- https://japantravel.navitime.com/zh-tw/area/jp/guide/NTJnews0113-zh-tw/
- https://www.instagram.com/p/C7qHXSVoJ3r/
- https://x.com/panseven
- https://meet.eslite.com/tw/tc/article/201909250004